カナリーヤシ(カナリー椰子)

別名 フェニックス
科属 ヤシ科ナツメヤシ属
学名 Phoenix canariensis

性状
常緑小低木~高木
葉の分類
頂生、複葉、羽状複葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


13.07.09宮崎県堀切峠

樹木解説

高さは10-20mになり環状紋がある。葉は長さ4.5-6mの羽状複葉。小葉は100-200対。長さ2mの大形肉穂花序に淡黄色の花をつける。果実は長さ約2.5cmの楕円形。

10.01.22御宿

09.02.19広島

09.02.19広島

10.01.22御宿

補足

これ、何の木でしたっけ。木。県道に面した駐車場の入り口に、棕櫚に似た南国っぽい木が四、五本並んでいるのに初めて気がついたが、とっさには名前が思い出せなかった。健康ランドの木。その場で克美が適当に答えると、トダは突然、ボルトが二、三本緩んだかのようにゲタゲタ声を上げて笑った。そうだった、あれはカナリーヤシだ。横須賀港のうみかぜ公園の海沿いのプロムナードに、思いっきり立ち並んでいるやつ。GT-Rを手に入れてすぐ、伊勢佐木町で知り合った女を助手席に乗せてドライブしたときに見た、いかにもハワイという感じのやつ。それが冬の日暮れの相模原の県道沿いで、原色のネオンを浴びながら寒々と風に吹かれていたやつだったが、カナリーヤシがどうしたというのだ。トダの頭はいったいどうなっている。(「冷血」高村薫)