ミヤマザクラ(深山桜)

別名 シロザクラ
科属 バラ科サクラ属
学名 Prunus maximowiczii

性状
落葉高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


11.06.14戦場ヶ原

樹木解説

高さは15mになる。樹皮は紫褐色で、皮目は大きく横に長い。葉は互生し、長さ4-8cmの倒卵状楕円形で先は尾状のとがる。ふちにいは欠刻状の重鋸歯がある。両面とも鮮緑色で短毛があり、基部近くに腺点がある。葉柄は1-1.5cmで褐色の毛が密生する。5-6月、総状花序をだし直径約2cmの白い花を開く。花軸はまっすぐで円形の葉状の苞があり、果期にも落ちないで残る。花弁は5個で広楕円形で先は丸くくぼみがなく平開する。萼片は長楕円形でさきはとがりそりかえる。果実は直径1cmほどの球形で7-8月に紅紫色に熟す。
アズキナシに似るが、ミヤマザクラなど桜の仲間の側脈は、鋸歯に達せずに、葉縁の近くでぐるりとまわってとなりの側脈とくっつくものが多く、側脈同士が輪を作って閉じている。これに対しアズキナシは、側脈が葉の縁に達し、重鋸歯の部分につながる。

11.06.14戦場ヶ原

11.06.14戦場ヶ原

16.06.03奥日光竜頭の滝

11.06.14戦場ヶ原

補足