ポインセチア

別名 ショウジョウボク
科属 トウダイグサ科ショウジョウボク属
学名 Euphorbia pulcherrima

性状
常緑低木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
分類
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


14.04.05筑波実験植物園温室

樹木解説

高さは5-6mになる。葉は互生し、長さ10-20cmの卵状楕円形または広披針形で先端は鋭くとがり、ふちには波状あるいは粗い鋸歯状に浅く2,3裂する。12-2月に枝先に杯状花序が多数集まってつく。花弁のようにみえるのは苞葉で鮮やかな濃紅色、紅色、ときに淡紅色、黄色、白色などに色付く。杯状花序には黄緑色の壷形の総苞の中に数個の雄花と1個の雌花がある。

12.10.28ペルーイカ

11.12.09浜松町

12.10.28ペルーイカ

14.04.05筑波実験植物園温室

小説の木々

メルボルンは昼間、どんなに暑くても、夜は涼しくなったが、ブリスベーンは夜も、蒸し暑さがおさまらない。テニス・コートのほうへ歩いていくと、ジャカランダの花がコート一面にほの白く散り敷き、その向こうに、ポインセチアが、亜熱帯の樹木らしいオレンジ色の大きな花を付けて、月の光の中に浮かび上がっている。(「二つの祖国(二)」山崎豊子)

思いがけない展開だった。リビングの出窓にはポインセチアの鉢植えとフラワーアレンジメントが三つおいてあるだけで、疑われるようなものはないはずだ。それともなにか不自然なものを置いていただろうか。(「彼女が最後に見たものは」まさきとしか)