恋する灯台

  「恋する灯台」プロジェクトとは、一般社団法人日本ロマンチスト協会(本部:長崎県雲仙市愛野町)と日本財団(東京都港区)が共同で実施するプロジェクトで、灯台を「ふたりの未来を見つめる場所」として定義することで「ロマンスの聖地」へと再価値化している。日本全国の灯台から、ロマンスの聖地にふさわしい灯台を「恋する灯台」として、灯台がある地域を「恋する灯台のまち」として認定し、地域の観光資源としての灯台の価値を見直すことで、灯台に訪れる老若男女を増やして海への関心を高めていくことを目的としている。恋する灯台の選定基準は次の6つで、6つの要素の頭文字は「PHAROS(ファロス)」。ファロスとは紀元前3世紀頃にエジプトのファロス島に伝説の「アレクサンドリアの大灯台」が建造されたことから、フランス語やスペイン語で「灯台」の語源となった言葉である。
1.PLACE(場所)日常を忘れさせて、ふたりの"恋する気持ち"を刺激するロケーションか【非日常感】
2.HISTORY(歴史)心揺さぶられる感動的な逸話、後世に語り継ぐべき歴史を有するか【物語感】
3.ACCESS(道のり)辿り着く道のりが、ふたりの心を近づけ、恋心の高まりを感じられるか【到達感】
4.ROMANTIC(ロマンティック)心が開かれていく自由さと、夢見る気持ちに広がりを感じられるか【創造感】
5.OCEAN VIEW(景観)空と海の青が広がり、世界の果てを感じさせる壮大さを感じられるか【最果て感】
6.SHAPE(形)魅力的なフォルムと、屹立するさまに孤高の美を感じさせるか【造形美感】