樹木解説
高さは20mくらいになる。樹皮は灰黒色で厚く、コルク層が発達し、縦に不規則に割れる。葉は長さ7-15cmの卵状長楕円形で裏面は白く、鋸歯は針状。4-5月、長さ3-6cmの雄花序を垂らし、上部に雌花を1個つける。堅果は翌年の秋に成熟し、長さ1.5-2.5cmの球状で、線形の総苞片が密生する殻斗がある。殻斗だけでクヌギと見分けることは難かしいが、クヌギと比べ、樹皮のコルク質がより発達し、葉がやや幅広であるものが多く、裏が白っぽい。
09.07.25新宿御苑 |
09.07.25新宿御苑 |
09.07.25新宿御苑 |
09.07.25新宿御苑 |
10.04.18新宿御苑 |
10.04.18新宿御苑 |
補足
クリ |
クヌギ |
アベマキ | |
科属 |
ブナ科クリ属 |
ブナ科コナラ属 |
ブナ科クコナラ属 |
樹高 | 15-17m |
15-17m |
15-17m |
葉列 | 2列に並んで互生 | らせん状に互生 |
らせん状に互生 |
葉縁 | 長さ2-3mmの柔らかい針状の鋸歯があり、先端まで葉肉があって緑色 | 葉縁には波状の鋸歯があり、長さ2-3mmの針になり、針の先端は茶色 | 葉縁には浅い波状の鋸歯があり、長さ2-3㎜の針となり、針の先端は茶色 |
葉裏 | 淡緑色で小さな腺点が多数あり、葉脈上に微毛が密生 | 淡緑色で、黄褐色の毛があるが、のち葉脈上に残る | 灰白色で星状毛が密生 |