クヌギ(櫟)

別名 
科属  ブナ科コナラ属
学名 Quercus acutissima

生活型
落葉高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

08.11.02上福岡

樹木解説

高さは15mくらいになる。樹皮は灰色で厚く、縦に不規則な裂け目がある。葉は互生し、長さ7-15cm倒楕円状披針形で、ふちには針状の鋸歯がある。4-5月、本年枝の下部から黄褐色で長さ7-8cmの雄花序を垂らし、上部の葉腋に1-3個雌花序をつける。堅果は翌年秋に成熟し、直径約2cmで、下半部は椀形の殻斗に包まれる。

08.11.02上福岡樹皮は不規則に割れ目が入る

13.09.14赤塚植物園葉は長楕円形、長楕円披針形(先細り)

13.09.14赤塚植物園どんぐりは丸型

10.04.11上福岡

10.04.24森林公園

09.05.31赤羽植物園

09.08.23上福岡

11.01.10新宿御苑

補足

 

クリ

クヌギ

アベマキ

科属

ブナ科クリ属

ブナ科コナラ属

ブナ科クコナラ属
樹高

15-17m

15-17m

15-17m
葉列 2列に並んで互生 らせん状に互生
らせん状に互生
葉縁 長さ2-3mmの柔らかい針状の鋸歯があり、先端まで葉肉があって緑色 葉縁には波状の鋸歯があり、長さ2-3mmの針になり、針の先端は茶色 葉縁には浅い波状の鋸歯があり、長さ2-3㎜の針となり、針の先端は茶色
葉裏 淡緑色で小さな腺点が多数あり、葉脈上に微毛が密生 淡緑色で、黄褐色の毛があるが、のち葉脈上に残る 灰白色で星状毛が密生

小説の木々

建物は築二十五年の木造平屋という古い物件でしたが、白い壁と緑の屋根、イギリスの片田舎にありそうな可愛らいい外観を、私はとても気に入っていました。山の麓、くぬぎの木が生い茂る雑木林の斜面を背にした高台にあり、沈む夕日に染まる町を見渡せる、というすばらしいロケーションも。ささやかな庭の花壇には、バラやユリ、パンジーやマリーゴールドなど、季節の花を植えました。(「母性」湊かなえ)