樹木解説
高さは7-8mになる。葉は互生し、長さ4-10cmの長楕円形で先は鋭くとがり、ふちには細鋸歯がある。やや革質で表面は光沢がある。10-11月、直径約2.5cmの白い5弁の花を下向きに開く。さく果は直径約2cmの扁球形で、熟すと3裂して暗褐色の種子を3個出す。
15.06.20東京都薬用植物園 |
15.06.20東京都薬用植物園 |
09.10.17林試の森公園 |
10.08.02上福岡 |
小説の木々
「私はお茶の花が大好きです。秋になると白くて小さい、椿みたいな花が咲くんですよ。」・・・まずは一口、煎茶を飲む。脳裏に浮かんだのは、先代が好きだと書いていた、お茶の花の姿だった。その煎茶は、まるで花のような味がしたのだ。ほんのりと甘くて、角のない丸い味だった。(「キラキラ共和国」小川糸)