ハリエンジュ(針槐)

別名 ニセアカシア
科属 マメ科ハリエンジュ属
学名 Robinia pseudoacacia

性状
落葉高木
葉の分類
互生、複葉、1回羽状複葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


10.05.09上福岡

樹木解説

高さは約15mになり、樹皮は縦に裂ける。葉は長さ12-25cmの奇数羽状複葉。小葉は3-9対あり、長さ2-5cmの楕円形で先端はわずかにへこみ、微突起がある。5-6月、本年枝の葉の脇に、長さ10-15cmの総状花序を垂らし、長さ1.8-2cmの白い蝶形花を開く。萼は鐘形で浅く5裂する。

14.05.14森林公園

12.08.21上福岡

12.08.21上福岡

10.05.09上福岡

10.05.09上福岡

12.05.14上福岡

12.05.14上福岡

09.09.21上福岡

樹名:ニセアカシア テゥイスターベイビイ
学名:Robinia x slavinii ‘Twisty Baby’

15.05.07花と緑の振興センター

15.05.07花と緑の振興センター

15.05.07花と緑の振興センター

小説の木々

初夏の札幌は駅前のアカシアが咲き乱れ、白い花が下を行く吟子とトミの肩に散った。吟子は農学校裏のリンゴ園の外れに三間の小さな家を借り、そこから北一条の教会へ通った。(「花埋み」渡辺淳一)


天井まであるガラスの向こうに、雨に打ち震えるニセアカシアの並木が続ている。数人の学生が、傘をさしながら行き交っている。外に拡がる世界は、雨の中に煙って見えた。・・連なるニセアカシアの木々の向こう、雨に煙るキャンパスに、篠原の黒いジャケット姿と黒い傘が遠のいていき、やがてまもなく水に滲んだ染みのようになったかと思うと、何も見えなくなった。(「二重生活」小池真理子)