ヤマハゼ(山黄櫨)

別名 ハニシ
科属 ウルシ科ウルシ属
学名 Rhus sylvestris

性状
落葉小高木
葉の分類
互生、複葉、1回奇数 羽状複葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


12.10.19小石川植物園

樹木解説

ハゼノキに似るが、ハゼノキが若枝、葉裏に毛がないのにくらべ、ヤマハゼは若枝、葉裏に毛がある。高さは3-6mになる。若枝や葉、花序に褐色の毛が多い。葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は4-7枚あり、長さ5-7cmの長楕円形または卵状長楕円形で両端はとがる。5-6月、葉腋から長さ10-20cmの円錐花序をだし、黄緑色の小さな花を多数つける。雌雄異株。核果は直径8-10mmの扁球形で光沢のある黄褐色。

13.05.12小石川植物園

13.05.12小石川植物園

13.05.12小石川植物園

12.09.05小石川植物園

補足


ウルシ ヤマウルシ ハゼノキ ヤマハゼ ヌルデ
 葉形

長さ25-40cm、奇数羽状複葉 

長さ20-40cm、奇数羽状複葉 

長さ20-30cm、奇数羽状複葉 

長さ20-40cm、奇数羽状複葉 

長さ30-60cm、奇数羽状複葉 、翼あり

 小葉  長さ6-15cm、幅3-6cm、4-7対  長さ4-15cm、幅3-6cm、4-8対  長さ5-12cm、幅1.8-4cm、4-8対  長さ4-13cm、幅2-5cm、4-6対  長さ5-12cm、幅3-6cm、3-6対 、柄無し
 毛

表面無毛、裏面脈状に軟毛密生 

表面散生、裏面脈状に軟毛密生 
両面無毛、裏面粉白色  両面毛散生、裏面緑白色 表面主脈以外無毛、裏面軟毛密生 
鋸歯

全縁

成木は全縁または1,2個の歯牙。幼木は鋸歯 全縁 全縁 粗い鈍鋸歯
果実

扁平6-8mm、表面光沢無毛

扁球5-6mm、刺毛に覆われる 扁球9-13mm、表面光沢無毛 扁球7-8mm、無毛平滑 扁球4mm、白い物質分泌、細毛密生