ヒメヤシャブシ(姫夜叉五倍子)

別名 ハゲシバリ
科属 カバノキ科ハンノキ属
学名 Alnus pendula

性状
落葉小高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

12.05.18北海道利尻島

樹木解説

高さは10mになる。枝は暗灰褐色。葉は互生し、長さ5-10cmの狭卵形または広披針形で先端は細長く尖り、基部は広いくさび形で側脈は20~26対。葉縁には不揃いの細かい重鋸歯がある。雄花序は長さ4-6cmの尾状花序で枝先に1-3個垂れ下がる。雌花序は雄花序の下部に3-6個総状に付く。果穂は長さ1.5cmの楕円形で垂れ下がる。

12.05.18北海道利尻島

12.05.18北海道利尻島

12.05.18北海道利尻島

12.05.18北海道利尻島

補足

 

ヤシャブシ

オオバヤシャブシ ヒメヤシャブシ

葉身4-10cm、幅2-5cm、狭卵形、先端は鋭く尖る

葉身6-12cm、幅3-6cm、長卵形、先端は鋭く尖る 葉身5-10cm、幅2-4cm、狭卵状披針形 、先端は細長く尖る
基部 円形または鈍形 円形 円形 
葉縁

不揃いの重鋸歯

細かく鋭い重鋸歯

細かい重鋸歯

側脈

13-17対

12-16対

20-26対

葉柄

1cm内外

1-2cm

3-8mm

花期

3-4月、葉の展開より前 

3-4月、葉の展開と同時 3-5月、葉の展開と同時 
雄花

尾、弓状に枝先垂れ下がり

尾、弓状に葉腋垂れ下がり

尾状枝先に1-3個垂れ下がり

雌花 雄花序下部に1,2個直立 雄花序上部に1個 雄花序下部に3-6個