ムラサキハシドイ(紫丁香花)

別名 ライラック、リラ
科属 モクセイ科ハシドイ属
学名 Syringa vulgaris

性状
落葉小高木
葉の分類
対生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考:葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹の咲く花(山と渓谷社)

樹形


14.04.07花と緑の振興センター

樹木解説

高さは2-5mになる。葉は対生し、長さ5-12cmの卵形または広卵形でふちは全縁。やや革質で光沢がある。4-5月、枝先の葉腋から長さ10-20cmの円錐花序を直立して淡紫色の花を密に付ける。花冠は長さ約1cmの筒形で先は4裂する。

14.11.17花と緑の振興センター

11.04.13上福岡

12.04.05森林公園

10.04.11上福岡

樹名:白ライラック
学名:Syringa vulgaris var. alba

09.04.26上福岡

11.04.15上福岡

11.04.15上福岡

樹名:ハンガリーハシドイ
学名:Syringa josikaea

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

樹名:ウスゲハシドイ
学名:Syringa velutina

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

樹名:ヘンリーハシドイ
学名:Syringa henryi

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

樹名:シセンハシドイ
学名:Syringa reflexa

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

小説の木々

二人が外で最後に逢ったのは六月の半ばの土曜日の午後だった。約束の大通公園の聖恩碑の前は、初夏の陽射しが明るく、歩道の脇にはリラの花が咲き誇っていた(「冬の花火」渡辺淳一)

出窓のガラスからは雨にたたかれる大きな音が響き、時折雷が光る。少し遅れて雷鳴が聞こえて来た。出窓に飾られているのはリラの青い花だ。オルガは何度目かに僕の部屋に来たとき青いリラの花束を持ってきてくれた。「この部屋はあまりに殺風景だから」と言いながら。これを見るたびに、どうしてだか僕はオルガの顔ではなく、高くかすれた青い声を思い出す。(「青い記憶」田村優之)