樹木解説
高さは3m、直径は5cm。樹形は平たい球形になる。枝は灰褐色で稜角や浅い縦溝があり、各節に葉が変化した長さ8-20mmになる大型で鋭い刺が3-5個つく。葉は短枝の先に互生して、集まって輪生状につく。葉身は洋紙質で薄く、長さ3-10cm、幅1.5-3cmになる倒卵形または楕円形で、先端は鈍頭から円頭、ときに鋭頭になり、基部はしだいに狭まって葉柄状になる。葉の縁には鋭い刺がある細かい鋸歯があり、その両面に毛は無く、裏面には隆起した葉脈が目立つ。花期は5-6月、短枝の先端に総状花序をだし、10数個の花を垂れ下がってつける。花序の長さは葉と同じか花序の方が長い。花は黄色で直径6mm。萼片は6個ある。花弁は倒卵円形で6個あり、平開しない。雄蕊は6個あり、雌蕊は1個、子房は1室ある。果実は長さ10-11mmになる楕円形の液果で10月に赤熟する。
23.07.26小石川植物園 |
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補足