マツムラソウ(松村草)

別名 
科属 イワタバコ科マツムラソウ属
学名 Titanotrichum oldhamii

性状
多年草
葉の分類
対生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考

参考:野に咲く花/山に咲く花/高山に咲く花(山と渓谷社)

草形

21.04.16小石川植物園

草花解説

高さは15-70cmになる。葉は対生し、長さ5-20cm、幅2-8cmの歪んだ卵形または長楕円形で、長さ0.5-5cmになる葉柄があり、先端はとがり、縁に不規則な低い鋸歯がある。花期は7-10月、茎先に長さ10-50cmになる総状花序をつけ、多数の黄色の花を一方向きにつける。花の基部に苞があり、披針形で先は鋭くとがる。萼は緑色で、5深裂し、各裂片は長さ7-12mmになる披針形で、細く先が鋭くとがる。花冠は長さ3.5cm、幅1.2cmの筒型で、基部はややくびれて細まり、先は唇形で5裂し、外面に縦のすじが入り腺毛があり、花喉部に赤褐色の斑がある。雄蕊は4個あり、2個ずつ長さが異なる。雌蕊は軟毛が密生し、花柱は糸状で花冠より短い。果実は卵形の蒴果で、長さ6-8mm、幅5mm。

21.04.16小石川植物園

21.04.16小石川植物園

21.04.16小石川植物園

21.04.16小石川植物園

補足