ニワウルシ(庭漆)

別名 シンジュ(神樹)
科属 ニガキ科ニワウルシ属
学名 Ailanthus altissima

性状
常緑高木
葉の分類
互生、複葉、1回羽状複葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


12.08.24茅野

樹木解説

高さは10-20mになる。葉は互生し、大形の奇数羽状複葉。小葉は6-12対あり、長さ8-10cmの長卵形または卵状披針形で、先はとがり、基部に1-2個の歯牙がある。6月頃、枝先の円錐花序に緑白色の小さな花を多数開く。雌雄異株。花弁とがく片は5個。果実は長さ4-4.5cmの翼果で、中央に種子がある。「ウルシ」の名を持つがウルシ科ではなくかぶれることはない。

15.07.15武蔵丘陵森林公園

12.08.24茅野

15.07.15武蔵丘陵森林公園

16.06.10花と緑の振興センター

12.08.24茅野

15.07.15武蔵丘陵森林公園

12.08.24茅野

10.11.15昭和記念公園

補足

ポプラは梢こそ針のように鋭いが、枝そのものはずんぐりと太い。それだけ見ると無恰好で味気ないが、雪が枝に積もるとその太い枝がかえって安定感をます。それは幹や枝に節の多いプラタナスや神樹も同じだった。とくに神樹は、黒人の太い腕を思わせる黒々とした枝に白い雪を戴いているのが、午後からの陽を受けて枝上の雪が溶けはじめると、樹肌が濡れて、ぬめぬめとした朱色に変色する。樹の名の貴さとは別に、雪解け水に洗われている樹肌は、女性の肌を思わせて、あでやかだった。(「雪舞」渡辺淳一)