マンリョウ(万両)

別名 
科属 ヤブコウジ科ヤブコウジ属
学名 Ilex cortnuta

性状
常緑低木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


13.04.17小石川

樹木解説

縁起物として正月飾りに使われる。茎は直立し上部でまばらに小枝を出す。高さは0.3-1mになる。葉は互生し、長さ4-13cmの長楕円形で濃緑色。質は厚い。7月頃小枝の先に直径約8mmの花を散房花序につける。花冠は白色で5深裂する。果実は球形で赤く熟す。果実の白い品種をシロミノマンリョウ(f.leucocarpa)という。

11.07.16上福岡

11.07.16上福岡

12.01.17神代植物公園実は葉の下につく

14.11.28小石川

12.07.20小石川

10.08.04上福岡

10.08.04上福岡

09.12.08林試の森公園シロミノマンリョウ(f.leucocaropa)

小説の木々

母が倒れたという連絡を受けて実家へ慌てて駆けつけた時も、玄関には正月用の花が既に飾られてあった。僕たち家族は31日には里帰りをして、正月は久しぶりに実家で過ごす予定になっていた。その時の花は菊とスイセンとカーネーション。それにナンテンのような赤い実がアレンジされていた。あとで姉に聞いたらマンリョウというのだと教えてくれた。(「歩いても、歩いても」是枝裕和)