キタコブシ(北辛夷)

別名 
科属 モクレン科モクレン
学名 Magnolia praecocissima var. borealis

性状
落葉高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


15.04.19日光植物園

樹木解説

高さは、15-20mになる。葉は互生し、広倒卵形で先は鋭くとがり、全縁。4-5月、花はコブシに比べて大きく、直径12㎝くらい、花弁は6個でやや淡紅色を帯び、芳香がある。ときに淡い紅色を帯びる。、外側に小さい萼が3個ある。花の基部に小さな葉が1個つく。果実は拳(こぶし)状で、秋に割れて紅色の種子が出る。

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

14.06.24北大植物園

15.04.19日光植物園

小説の木々

八十八の鍵盤があり、それぞれに一本から三本の弦が張られている。鋼の弦はぴんとまっすぐに伸び、それを打つハンマーがまるでキタコブシの蕾のように揃って準備されているのを見るたびに、背筋がすっと伸びた。調和のとれた森は美しい。(「羊と鋼の森」宮下奈都)