シュウカイドウ(秋海棠)

別名 ヨウラクソウ(瓔珞草)
科属 シュウカイドウ科シュウカイドウ属
学名 Begonia grandis

性状
多年草球根草
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考
参考:野に咲く花/山に咲く花/高山に咲く花(山と渓谷社)

草形

20.09.30小石川植物園

草花解説

草丈は70cm前後。葉は互生し、扁心形で左右非対称、長さは20cm程度。花期は8-10月、茎の頂点から花序を伸ばし、2-3cm 程度の淡紅色の花を咲かせる。雌雄異花同株で、雄花は上方に正面に向いて開き、中央に黄色く球状に集まった雄蘂が目立ち、4枚の花弁のうち左右の小さな2枚が花弁で、上下の大きな花弁のように見える2枚は萼。雌花には下方に垂れ下がった状態で下方に向いて開き、中央の黄色い雌蕊は3つに分かれ先はらせん状になっている。雌花も雄花と同様の花を咲かせるが、三角錐状の子房を持ち小さな花弁が1枚だけのことが多い。花が終わると、こげ茶色がかり羽が 3枚ある楕円形の実を付ける。この種子のほか、開花後には葉腋に珠芽を付け、それでも殖える。

17.10.01小石川植物園

17.10.01小石川植物園

17.10.01小石川植物園

20.09.30小石川植物園

補足