オオバショウマ(大葉升麻)

別名 
科属 キンポウゲ科サラシナショウマ属
学名 Cimicifuga japonica

性状
多年草
葉の分類
根生、複葉、三出複葉、切れ込みあり、鋸歯あり
類似
備考
参考:野に咲く花/山に咲く花/高山に咲く花(山と渓谷社)

草形

20.10.14東京都薬用植物園

草花解説

花茎状の茎は高さ40-120cmになり、長さ30cmほどの穂状花序をつける。根出葉は1回3出複葉で、小葉は大形の円心形で基部は切れ込み、長さは7-20cmになる。縁は掌状に5-9中-浅裂し、裂片は鋭尖頭形になり、不ぞろいな鋸歯をもつ。花期は8-9月。花序は単一または下部で分枝し、短毛が生え、白色で無柄の多数の花を密につけ、花は下側から上側への順に開花する。花弁は長さ4-6mm。ブラシ状に目立つ雄蕊は多数あり、長さ7mmになる。雌蕊はふつう1個。果実は袋果となり、長さ6-7mmになる。
同属のサラシナショウマは、根出葉が3回3出複葉で、花に花柄がある。イヌショウマは根出葉が2回3出複葉、ときに1回3出複葉で、本種同様に花に花柄が無い。

18.10.17東京都薬用植物園

18.10.17東京都薬用植物園

18.10.17東京都薬用植物園

20.10.14東京都薬用植物園

補足