セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

別名 
科属 キク科アキノキリンソウ属
学名 Solidago canadensis var. scabra/Solidago altissima

性状
多年草
葉の分類
互生、単葉、披針形、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考
参考:野に咲く花/山に咲く花/高山に咲く花(山と渓谷社)

草形

18.10.17東京都薬用植物園

草花解説

草丈は1-2mに達する。葉は茎に沿って多数が密生して付き、披針形で先端は伸びて尖り、長さ6-13cm、幅1-2cm。葉脈は主脈と1対の側脈、計3本の脈が目立つ。花期は10-11月、花序は全体としては円錐花序となり、個々の枝は小さな頭花を総状に多数つける。主軸が上に伸びるのに対し、多数の花をつけた横枝が水平に近い方向へ伸びる。総苞は長さ3.2-5mm、舌状花の花冠は長さ4mm。

19.10.23小石川植物園

19.10.23小石川植物園

18.10.17東京都薬用植物園

20.10.14東京都薬用植物園

小説の草花

長らく休耕地だった土地には背高泡立草がびっしり生え、畑にもどすには根気と時間が必要だった。「海の見える家それから(はらだみずき)」

日がだんだん短くなってきた。荒れて栄養分のないボタだらけの土地に咲き誇るのは、セイタカアワダチソウばかりだ。寒くなった頃、隣のおばちゃんが、お古のネルの寝巻をくれた。(「愚者の毒」宇佐美まこと)