キクバオウレン(菊葉黄連)

別名 オウレン
科属 キンポウゲ科オウレン属
学名 Coptis japonica var. anemonifolia

性状
多年草
葉の分類
根生、複葉、1回三出複葉、切れ込みあり、鋸歯あり
類似
備考
参考:野に咲く花/山に咲く花/高山に咲く花(山と渓谷社)

草形

18.03.15東京都薬用植物園

草花解説

草丈は10-20cm。葉は根出状に出て、葉質はやや硬くてつやがある。葉の形には変異が多く、変種が認められる。1回三出複葉で、小葉は卵形で荒い鋸歯があり、3出状に裂けることもある。3-4月、花茎が上の方で3つほどに枝分かれして、そのそれぞれの先に直径1cmほどの白、淡紅色の小さな花を咲かせる。5-7枚の細長い萼片は白くて花弁状であり、その内側に5-6個のさじ形の花弁がつく。雌雄異株。果実は車輪状の軸の先に袋がついたような形になる。同類のセリバオウレンは2回三出複葉、コセリバオウレンは3回三出複葉。

18.03.15東京都薬用植物園

18.03.15東京都薬用植物園

18.03.15東京都薬用植物園

20.03.11東京都薬用植物園

補足