ヘビイチゴ(蛇苺)

別名 
科属 バラ科キジムシロ属
学名 Potentilla hebiichigo

性状
一年草
葉の分類
根生、複葉、三出複葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考
参考:野に咲く花/山に咲く花/高山に咲く花(山と渓谷社)

草形

19.03.28小石川植物園

草花解説

茎は地を這い、節から根を出して増える。葉は三出複葉、楕円形の小葉には細かい鋸歯があって深緑。小葉は長さ2-3.5cm。花期は4-6月、葉腋から長い柄を出し、黄色の花を1個つける。花は直径1.2-1.5cm。副萼片は萼片より大きく、先は3裂し、長い毛がある。果実は直径1.2-1.5cm。

19.03.28小石川植物園

19.03.28小石川植物園

19.03.28小石川植物園

19.05.29小石川植物園

小説の草花

その時、希美は顔をぱっと上げた。きつい視線に射すくめられる。希美は乱暴な足取りで、川岸にはびこった蛇苺を蹴散らした。つぶらな赤い実が何個か飛んでいった。すれ違った自転車の高校生が、「翼の折れたエンジェルゥー」と流行りの歌を口ずさんでいた。(「愚者の毒」宇佐美まこと)