草花解説
草丈は30-100cm、ふつう60 cm前後になる。茎は円柱形で赤紫色を帯び、直立する。上部につく葉は、短い柄があるか無柄で互生し、広披針形で付け根は矢尻型になり、基部は鞘状で茎を抱く。花期は5-8月、雌雄異株で、雄株は黄色っぽい淡紫色の小花、雌株は淡紅紫色の小花が穂状に咲く。茎の先に総状花序を円錐状に出して、直径3mmほどの小花がたくさんつく。花が終わると、雌株には団扇を連想させる小さな果実を多数つける。果実はピンク色を帯びていて、3個の翼状の萼がつく。
類似種に、高さが20-50 cmほどになるヒメスイバがあるが、根生葉は長い柄を持ち、葉身の基部が矢じり形である。ヒメスイバは根生葉の基部が左右に張り出した矛形になる。
23.04.11小石川植物園 |
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