タムラソウ(田村草)

別名 タマボウキ(玉箒)
科属 キク科タムラソウ属
学名 Serratula coronata subsp. insularis

性状
多年草
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みあり、鋸歯あり
類似
備考
参考:野に咲く花/山に咲く花/高山に咲く花(山と渓谷社)

草形

19.07.24小石川植物園

草花解説

草丈は30-140cmになり、多数の縦線がある。葉は互生し、下部の葉は大きく、上部の葉ほど葉柄が短くまたは無柄になり、羽状に全裂する。アザミ属のような刺は無い。裂片は長楕円形で4-7対になり、縁には粗い鋸歯がある。花期は8-10月、紅紫色の頭状花序は径3-4cmになり、数個枝別れした枝先に上向きにつき、一見アザミ属のように見える。果実は痩果で、長さ6mmの円柱形。

19.07.24小石川植物園

19.07.24小石川植物園

19.07.24小石川植物園

19.07.24小石川植物園

補足

  タムラソウ アザミ 備考
科属 キク科タムラソウ属 キク科アザミ属
花期 ノアザミは春、他は夏から秋 一般的にはノアザミは春、他のアザミは夏、タムラソウは秋
草丈 0.5-1m 0.5-1m

ほぼ同じ 

葉や茎に棘あり

棘なし キツネアザミは棘なしだが、花期は春 
その他

茎から枝分かれして花を咲かせる
総苞片が広がっていない

総苞片が広がっている