ヤマグワ(山桑)

別名 クワ
科属 クワ科クワ属
学名 Morus bombycis

性状
落葉低・高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みあり、鋸歯あり
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


13.04.06赤塚植物園

樹木解説

樹皮は灰色を帯びる。葉は薄く、つやのある黄緑色で、縁にはあらい鋸歯がある。大きい木では、葉の形はハート形に近い楕円形だが、若い木では、葉にあらい切れ込みが入る場合がある。マグワは鋸歯が小さく葉の先端が丸いが、ヤマグワは葉の先端が尖る。また、ヤマグワの花柄はマグワより長い。

09.10.10森林公園

09.04.19新宿御苑

11.05.20小石川植物園

10.04.18新宿御苑

小説の木々

韮山笠の男は、道の両側から葉のない枝を差しのべている山桑の梢をくぐるようにして新町へと進んでいった。その辻を左に折れ、次の辻を右折すればもう八王子十五宿の東はじ、横山宿の入り口であった。(「甘利源治の潜入」中村彰彦)