ヒイラギ(柊)

別名
科属 モクセイ科モクセイ属
学名 Osmanthus heterophyllus

性状
常緑小高木
葉の分類
対生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


13.11.22小石川植物園

樹木解説

高さは2-6mになる。葉は対生し、長さ4-7cmの楕円形または倒卵状長楕円形で先端は刺状にとがり、ふちに刺状の鋭い鋸歯が2-5対ある。老木では全縁のものが多い。葉の表面は光沢があり、厚くて硬い。11月、葉腋に芳香のある白い花を束生する。花冠は直径約5mmで4深裂し、裂片は反り返る。果実は長さ1.2-1.5cmの楕円形で、翌年の6-7月に黒紫色に熟す。

10.10.19神代植物公園

10.10.19神代植物公園

09.11.03小石川植物園

09.11.07神代植物公園

10.10.27森林公園

11.06.23神代植物公園

08.11.02上福岡Osmanthus heterophyllus 'Variegatus'

10.12.03小石川植物園

補足

  • 若木には2~5対の歯牙があるが、成木では葉のその歯牙(ギザギザ)がなくなる。

09.01.11成田

09.01.11成田

09.01.11成田

09.01.11成田

小説の木々

柊の垣根がどこまでも続いていた。車の往来が激しい幹線道路から、ひっそりとした市道へ曲がる角に「国立ハンセン病資料館」と「天生園」という表示があった。そこから先、市道の東側半分は住宅地となる。その町と一線を引くかのように、延々と柊の緑があった。「これ、患者が脱走しないようにって、いっぱい張り巡らせたんだって」垣根の横を歩きながら、千太郎は密集した柊の葉に片手の指先を這わせてみた。資料館の前には、お遍路の母子像があった。母が病んだのか、あるいは子供が病んだのか。この病気を患ったことで故郷を追われ、見知らぬ里をさまよい歩いた親子が昔はいたのだろう。(「あん」ドリアン助川)