コミネカエデ(小峰楓)

別名 
科属 カエデ科カエデ属
学名 Acer micranthum

性状
落葉高木
葉の分類
対生、単葉、広葉、切れ込みあり、鋸歯あり
類似
備考
日本固有種

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


10.10.31上高地

樹木解説

高さ5-10m、直径10-20cm、樹皮は灰褐色で筋状の皮目がある。葉身は直径5-8cm、掌状5裂、3つの裂片の中央の先は尾状に長く尖る。基部は心形、裂片の数にあわせ、5-7本の掌状脈が出る。葉縁は重鋸歯、葉の表は無毛、裏は脈腋に赤褐色の軟毛がある。葉柄は3-5cmで紅色か緑色。花期は6-7月、長さ4-7cmの総状花序に黄緑色の小花をつける。果実は翼果で8-10月ごろ熟す。翼は鈍角からほぼ水平に開く。ミネカエデはコミネカエデのように葉の裂片の先が尾状に尖らない。花序はコミネカエデよりずっと短く花数も少ない。翼果の開き方は直角。

10.10.31上高地

10.10.31上高地

15.06.11奥日光湯元

15.06.11奥日光湯元

補足

 

ミネカエデ

コミネカエデ

オガラバナ

掌状5中裂、コミネカエデほど尾状にならない

掌状5裂、中央3個の裂片は尾状に長く伸びる

掌状に5-7裂
葉縁

重鋸歯と欠刻

重鋸歯

欠刻状の鋸歯
花序 直径8-9mm、垂れ下がらない 直径4mmで総状花序に20-30個、葉の下側に垂れ下がる
直立
翼果 翼果、ほぼ直角に開く 翼果、ほぼ水平に開く