ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)

別名 
科属 キンポウゲ科キンポウゲ属
学名 Ranunculus cantoniensis

性状
多年草
葉の分類
根生/互生、複葉、1-2回三出複葉、切れ込みあり、鋸歯あり
類似
備考
同類のキツネノボタンとのちがいは、最近は花柱の先端の曲がり具合は同定のキーにならず、そう果の稜がキーとなるとされる。
参考:野に咲く花/山に咲く花/高山に咲く花(山と渓谷社)

草形

17.05.08東京都薬用植物園

草花解説

茎は直立し高さ25-50cm。根出葉は長柄があり、1-2回3出複葉。小葉は倒卵形、2-3中裂、ふぞろいな鋸歯がある。茎葉は短柄があり1-2回3出、上部のものは1回3出複葉または単に3中裂。萼片は5個、花時に反り返り、広卵形、長さ3.5mm、背面に毛がある。花柱は0.8-1.2mm、基部は広がり、3角形で先は少し曲がって鈎となっている。花期は5〜7月、花弁は5個、黄色で長さ4〜5mm。集合果は球形、そう果は広倒卵形、長さ3.5mm、周りは扁平となって縁取られている。そう果の稜が、キツネノボタンは片側に、ケキツネノボタンは両端に3稜がある。

17.05.08東京都薬用植物園

17.05.08東京都薬用植物園

17.05.08東京都薬用植物園

17.05.08東京都薬用植物園

補足