タチアオイ(立葵)

別名 ツユアオイ(梅雨葵)
科属 アオイ科タチアオイ属
学名 Althaea rosea

性状
多年草
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みあり、鋸歯あり
類似
備考
参考:野に咲く花/山に咲く花/高山に咲く花(山と渓谷社)

草形

09.07.20上福岡

草花解説

草丈は1-3mで茎は直立する。花期は6-8月で、花は垂直に伸びた花茎の下から上に咲き上っていく。花は一重や八重のもあり、色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩である。花の直径は品種によるが大きなものでは10cmくらいである。

09.07.20上福岡

09.07.20上福岡

09.07.20上福岡

09.07.20上福岡

小説の草花

横須賀線の線路沿いに、白いタチアオイが咲いている。私が子どもの頃は、もっとたくさん花が咲いていた。あるおばあさんが、毎年きれいに咲かせていたのだ。けれど、おばあさんの姿をみかけなくなってから、花の数が少なくなった。それでも、白いタチアオイはおばあさん亡き後も、こうして毎年けなげに花を咲かせている。(「キラキラ共和国」小川糸)