ドウダンツツジ(灯台躑躅)
別名
科属 ツツジ科ドウダンツツジ属
学名 Enkianthus perulatus
性状
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落葉低木
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葉の分類
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互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
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類似
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備考
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参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)
樹形
10.04.08小石川植物園
樹木解説
高さは1-3m。葉は枝先に輪生状に互生し、長さ2-4cmの倒卵形。先は尖り、ふちには細鋸歯がある。春、若葉の下に長さ7-8mmの壺形の白い花を散形状に吊り下げる。
11.04.17上福岡 |
11.04.24上福岡 |
15.04.12上福岡 |
16.11.10小石川植物園 |
小説の木々
伸び切らない腕を懸命に伸ばし、斜面に生えたハゼの木をつかもうとした。だが、濡れた葉を引きちぎっただけだ。すぐ先を遼平が落ちていくのが見える。雅雪は遼平をつかもうとした。すると。眼の前の灌木に頭から突っ込んだ。ちらと見えた葉は小さい。ドウダンツツジだ。ふっと思う。いい木だ。庭に欲しい。(「雪の鉄樹」遠田潤子)
母屋は厩よりずっと広く、ぐるりと濡れ縁が繞っていた。縁先のドウダンはていねいに刈り込まれ、燃えるように赤い。(「母の待つ里」浅田次郎)