ヨーロッパモミ(欧州樅)

別名 
科属 マツ科モミ
学名  Abies alba Mill.

性状
常緑高木
葉の分類
互生、針葉、線形
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


11.04.02小石川植物園

樹木解説

高さは40-50mになる。耐寒性が強く、高温多湿に弱い。樹形は円錐形で、樹皮は暗灰色、鱗片状にはがれる。葉は硬く、光沢がある濃緑色の線形で長さ1.8-3cm。葉裏に2本の気孔線がある。葉はややらせん状がかった鳥の羽状に並ぶ。雌。雄異花果実は9-17cmの球果で上向きにつき、若いうちは青灰色で、赤褐色に熟す。成熟すると鱗片が脱落し、種子を散布する。

11.04.02小石川植物園

11.04.02小石川植物園

11.04.02小石川植物園

11.04.02小石川植物園

補足

小説の木々

特に庭園入り口に植えられた樅の木のクリスマスツリーは圧巻だった。二階の屋根よりも高い木は、大小無数のガラス玉やリボンのついたきれきら光る箱、真っ白な真綿でできた雪、金銀の靴下、様々な色に発光する豆電球で飾り付けられ、まるで光り輝く尖塔のように見えた。(「冬の光」篠田節子)