草花解説
草丈は100-200cm。茎葉は長さ20-30cmの長楕円形で先が鋭く尖り、普通、羽状に深裂し、刺針は目立ち、やや太く長さは1cm以下。葉の基部は茎を抱かない。根生葉は花期には枯れてない。花期は8-11月、頭花は径2cm程で、普通、横向きから斜め下向きに咲く。総苞は鐘形。総苞片が長くて反り返り、刺針がやや太く長い。果実は、痩果で痩果で約2mm。同時期に咲くノハラアザミに比べると、羽状複葉の裂け方が深くて大きい、葉が茎を抱かない、総苞片の反り返りが大きい、花期には根生葉がない、などの違いがある。
18.10.06小石川植物園 |
18.10.06小石川植物園 |
20.10.21小石川植物園 |
20.11.05神代植物公園 |
補足
ノアザミ | ノハラアザミ | トネアザミ (タイアザミ) |
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花期 | 5-8月 | 8-10月 | 9-11月 |
草丈 | 50-100cm | 50-100cm | 60-150cm |
葉 | 葉の先に鋭いとげがある | 深く裂け裂片は細い、 茎を抱く |
ノハラアザミより深く大きく裂片は幅広、 茎を抱かない |
総苞 | 球形、ほぼ平滑で粘りがある | 鐘形で総苞片は斜上する | 筒型で総苞片は横に広 |
茎葉 | 基部で茎を抱き、刺針が鋭く、 |
上部はまばらで小さく 基部は茎を抱く |
上部にも付き極端に 小さくならない |
茎毛 | 毛が多い | 毛が少ない | |
根生葉 | 花時にも残り、羽状に中裂する | 花期に根生葉が残っている | 花期に枯れている |