草花解説
浮水性の水草であり、葉が大型で葉や葉柄に大きなトゲが生えていることから「オニ」の名が付けられている。特に葉の表裏に生えるトゲは硬く鋭い。葉の表面には不規則なシワが入っており、ハスやスイレン等と見分けることができる。また、ハスと違って葉が水面より高く出ることはなく、地下茎(レンコン)もない。春ごろに水底の種が発芽し、矢じり型の葉が水中に現れる。茎は塊状で短く、葉は水底近くから水面へと次々に伸びていき、成長するにつれて形も細長いハート型から円形へ変わっていく。円形葉の大きさは直径30cmから2m程度。花は水中での閉鎖花が多く、種子はハスと違って球形で直径1cm程度。花期は8-9月、紫色の花を咲かせる。
20.09.09神代植物公園 |
20.09.09神代植物公園 |
20.09.09神代植物公園 |
20.09.09神代植物公園 |