秩父札所巡り第一回  LinkIcon秩父札所第十三番へ

また再びの秩父札所巡りへ、第一番四萬部寺から第十二番野坂寺まで

第七番青苔山法長寺(せいたいさんほうちょうじ)

10.07.15 13:00 第七番法長寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 曇
卜雲寺から0.7km徒歩7分

 順打ちは順番通り回るので第六番から第七番となるが、ここは第七番から第六番、第八番と回るのが普通らしい。なぜなら第六番に行く途中に第七番があるため、第六番から行くと一旦第七番に戻り、再び第六番方向に戻り途中第八番へ向かうという非常に非効率な行程となる。まあ、今回はその非効率は無視してこだわりので順打ちで順番通り回った。
 法長寺は今工事中で、あまり時間をかけることもなく、第六番方向に戻り途中右折し第八番に向かった。

10.07.15秩父 観音像と武甲山

10.07.15秩父 花と武甲山

10.07.15秩父 この辺りはよく武甲山が見える

10.07.15秩父 理由はありませんがなぜかヘクソカズラ

第八番清泰山西善寺(せいたいさんさいぜんじ)

10.07.15 13:34 第八番西善寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 曇り
法長寺より1.2km徒歩25分

 少し遠回りをしたことになるが、第七番から一度第六番の方へ戻り途中右折して第八番へ向かう。国道299号を潜り、西武線も潜り近づくに従い前回来た時を思い出した。たしかここはあの大きな紅葉の木がある寺だ。
 山門を入ると樹齢500から600年と言われる県の天然記念物コミネカエデの木がある。木の下は苔で覆われ、幽玄な雰囲気をかもし出す。今の時期は入山料は取らないが、秋の紅葉の時期は有料になると聞いた。しかし見事な木である。こうした木に出会うと長い時間が肌で感じられる。

10.07.15秩父 杉と寺と武甲山

10.07.15秩父 コミネカエデが境内を占領する

10.07.15秩父 天然記念物のコミネカエデ

10.07.15秩父 樹齢と大きさに圧倒

10.07.15秩父 根元は苔むしている

10.07.15秩父 秋の紅葉はさぞかし

10.07.15秩父 コンパクトデジカメでは限界か

10.07.15秩父 西武線を潜って次の寺へ

第九番明星山明智寺(みみょうざんあけちじ)

10.07.15 14:15 第九番明智寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 晴れ
西善寺より1.8km徒歩30分

 明智寺に14:15頃到着。前回は真夏の暑い中で終にここから横瀬駅経由で帰ったが。前回もこの寺に来たとき、寺らしくなくなんだか公園のような気がしたものである。道路からの入り方や、お堂などの配置、景色が寺らしくないのである。総じて西国や東国の寺は立派な造りが多いが、秩父は比較的小規模のお寺が多いし、無人寺もある。
 納経を終え東屋風のところで休んでいると、一度に車が数台入ってきた。一団は黒ずくめのヤーさんみたいななりで立派な納経帳袋を携え、輪袈裟(襟の帯だけの袈裟)をつけ、納経をしてさっさと帰った。もう一つの一団はデイサービスの車で、車椅子を下ろしながら数人のお年寄りにお参りをさせていた。気を利かせて休憩場を早々に引き上げるとわざわざ「空けていただいて」とお礼を言われた。いろいろな方々がお参りに来るものである。ちなみに我々はそれらしい格好はしていない。

10.07.15秩父 観音堂

10.07.15秩父 武甲山を望む

10.07.15秩父 境内にある観音像

10.07.15秩父 道すがら見つけたサンシモン(黒法師)

第十番万松山大慈寺(ばんしょうざんだいじじ)

10.07.15 15:01 第十番大慈寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 晴れ
明智寺より2.2km徒歩30分
 この辺りの最寄り駅は西武線横瀬駅。前回は第九番で帰ったが今回は更に先に行く。第九番から国道299号へ出て先に見える広い通りでなく一つ手前の道を右折。できれば車がバンバン走っている通りは避けたい。また、アスファルト道路より土の道路を歩きたい。時折道標を見逃すと、その辺りにいる人に「何番は?」と聞くと大体答えてくれる。この第十番辺りから秩父線の近辺で、ぼちぼち秩父市街を横目に見ながら歩くことになる。
 階段を登ると山門で山門を潜ればすぐ観音堂がある。山門から振り返ると秩父市街地が望見できる。

10.07.15秩父 山門を過ぎるとすぐ観音堂

10.07.15秩父 本日10回目の般若心経を唱える

10.07.15秩父 山門から秩父市内を望む

10.07.15秩父 めずらしい茶色い花びらのひまわり

第十一番南石山常楽寺(なんせきさんじょうらくじ)

10.07.15 15:45 常楽寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 曇り
大慈寺より1km徒歩15分
 大慈寺から1kmというが、遊歩道という名の細い山道で25分もかかった。前回来た時はおそらくこの遊歩道は歩いていないと思う。ぼちぼち疲れ気味で山道を降り、般若心経を唱え終え、ふと見ると黒板に注意書きがしてある。納経時間は午前8:00-12:00、午後13:00-17:00(ただし冬季は16:30)。なにやらお役所みたいな(いまではお役所もこんな時間制限はないから医者か?)お昼休みである。いままで100観音を回ったが始めてみる制限である。これじゃたまたま12:00-13:00にお参りに来た人達は13:00まで次のところに行けずに待つだけになり、最悪1時間のロスとなる。他の時間もひっきりなしというわけではないので勘弁して欲しいですね。
 気分を取り直して常楽寺の前の国道299をわたり次の野坂寺へ向かう。

10.07.15秩父 第十番にあった遊歩道の標識

10.07.15秩父 観音堂でお参り

10.07.15秩父 ふと気が付くと注意書きが・・・

10.07.15秩父 アオギリの花が咲いていた

第十二番仏道山野坂寺(ぶつどうざんのさかじ

10.07.15 16:23 第十二番野坂寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 晴れ
常楽寺より1.5km徒歩20分
交通費 御花畑-秩父線(650円)-寄居-東上線(630円)-上福岡=1,280円
 寺の納経時間が大体17:00までなので、本日はここまで、予定通りとは言えやはり疲れた。途中アクシデントはあったが第一番から第十二番まで18.4kmを無事に歩いた。天気も午後から晴れてきて梅雨もどうやら去ったようで暑くなった。ビールが飲みたい。ここからは西部秩父駅を経て秩父線御花畑まで歩けば、次回御花畑から第十三番の徒歩再開となる。
 御花畑駅に戻ると次に17:37発の急行があるが倹約(?)して17:46の鈍行に乗ることにした。そのわずか20分で駅前のラーメン屋に飛び込みビール2杯を頂く。うまかった。家には19:45頃帰宅、屋久島への足慣らしも何とかできたし、思いがけず黄木蓮も目にしたし、明日は会社だが心地よい疲労である。早々に次回の計画を立て秩父札所巡り第二回目を進めていきたい。

10.07.15秩父 蓮の寺野坂寺

10.07.15秩父 本日最後の寺立派な本堂

10.07.15秩父 庭にある多くの蓮が見事である

10.07.15秩父 寺を出ると思いがけず黄木蓮に出会う