秩父札所巡り第一回  LinkIcon秩父札所第七番へ

また再びの秩父札所巡りへ、第一番四萬部寺から第十二番野坂寺まで

第一番誦経山四萬部寺(ずきょうさんしまぶじ)

10.07.15 8:00 第一番四萬部寺山門到着平成22年7月15日(木曜日) 天候 曇
秩父鉄道和銅黒谷下車3.4km徒歩45分
交通費 上福岡-寄居(630)-和銅黒谷(560)=1,190円

 朝焼けの4時半起きで5:22上福岡発に乗る。東上線で寄居まで行き、秩父線に乗り換え、7:11和銅黒谷(わどうくろや)で下車、駅には秩父で自然銅が発掘された記念碑がある。ここから秩父方面に向かい歩き始める。天候は今ひとつの曇り空だが、茅葺屋根の家を見たり道端の桔梗を見たりで、札所巡りのスタートとしてはのどかな道中である。秩父札所は道標がよく整備されており、ほとんど地図はいらないくらいで、ここも道標に導かれ3.4km、45分で第一札所の四萬部寺に到着。前回は秩父からバスで行ったが、歩ける所は歩きを優先させたい。改めて納経帳(納経帳1,500円、朱印300円)を購入、札所巡りの安全を願う。
 平日でもあり同じように徒歩で回る人は一人見かけた程度である。記録会でもないしマイペースで回りたい。

10.07.15上福岡自宅より朝焼けを望む

10.07.15秩父線和銅黒谷駅にある和銅開珎の碑

10.07.15秩父黒谷の茅葺屋根の家

10.07.15秩父黒谷道端の桔梗

10.07.15四萬部寺山門と通して本堂を望む

10.07.15四萬部寺本堂の鐘を鳴らしお賽銭を入れ十句観音経と般若心経を詠む

10.07.15四萬部寺鐘楼

10.07.15四萬部寺水子地蔵

第二番大棚山真福寺(おおたなさんしんぷくじ)

10.07.15 8:56 第二番真福寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 曇りときどき雨
四萬部寺より2.1km徒歩40分
 8:20四萬部寺の前の古い旅館「旅籠一番」の横道を次の真福寺に向かう。少し行くと峠の上にある真福寺への登り道となる。ここでは小雨に煙る峠道を行くが、今日の行程でここだけ登り道で少々きつい。雨がパラパラと落ちてきた。峠について少し降りたところに真福寺がある。真福寺は無人で、納経は谷川に沿って峠を下ったところにある光明寺で行う。
 今回は再来週の屋久島への足慣らしもあったので、女房は買ったばかりのキャラバンを履いてきたがどうも足に合わないようで、靴擦れができ始め歩速が著しく落ち始めた。光明寺を出たところで私が写真を撮っている間に先に進んだのだがはぐれてしまった。次の寺が分かっているので探すことはせずに第三番で待つことにした。

10.07.15秩父 古い旅籠「旅籠一番」の横道を行く

10.07.15秩父 ヤブカンゾウの咲く野道

10.07.15秩父 ニワナナカマド

10.07.15秩父 峠への道を登る

10.07.15秩父 観音堂

10.07.15秩父 川遊びをする子供たち

10.07.15秩父 納経所のある光明寺

10.07.15秩父 光明寺でみたモクゲンジ

第三番岩本山常泉寺(いわもとさんじょうせんじ)

10.07.15 10:15 第三番常泉寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 曇り
真福寺より2.5km徒歩40分
 10:15常泉寺到着。境内の蓮池に数人のアマチュアカメラマンが咲き始めた蓮の花を撮っていた。私も入れてもらい蓮を映したりして女房を待つ。女房は大分遅れてから来たが、やはりミドルカットのキャラバンシューズが合わず靴擦れができているので、これ以上キャラバンでの歩行が困難。
 寺に来ていたご近所の奥さんに駄目元でこの辺に靴屋がないかと聞いてみたら、幸い近くに靴屋があるというのでそこに立ち寄り、普通の靴を購入、「今まで木の靴を履いていたようだ」と、やっとペースが戻った。靴屋では四方山話をしながら、お茶を一杯ご馳走になった。
 屋久島に足慣らしもせずにこの靴のまま行っていたら大変なことになった。屋久島用の靴は別に考えるにして、まずは秩父巡礼を続けることにした。

10.07.15秩父 栽培されていたオニグルミ

10.07.15秩父 観音堂

10.07.15秩父 蓮の花

10.07.15秩父 寺の後ろの岩山に咲くアジサイ

第四番高谷山金昌寺(こうこくさんきんしょうじ)

10.07.15 11:00 第四番金昌寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 曇り
常泉寺より1.4km徒歩20分

 女房も靴を変えてから普通のペースに戻り、常泉寺から靴屋を経由して、11:00金昌寺到着。門を入ると石仏が沢山並んでいる。アジサイと石仏の取り合わせもいい雰囲気である。
 観音堂の横にある子育観音像はちょっとした謎が秘められている。蓮台の上からは十字架に見えその裏にはカエルの彫刻があり、ミカエルを意味しているという。つまり隠れキリシタンのマリア観音と呼ぶ人もいるという。また、樹木の下には酒呑地蔵もあったりしてユーモラスな顔で巡礼者をみている。

10.07.15秩父 山門から観音堂までに並ぶ石仏

10.07.15秩父 観音堂の額

10.07.15秩父 観音像とアジサイ

10.07.15秩父 子育観音像

第五番小川山語歌堂(おがわさんごかのどう)

10.07.15 11:46 第五番語歌堂平成22年7月15日(木曜日) 天候 曇り
金昌寺より1.3km徒歩15分

 ここは山門と観音堂だけの無人寺。寺の囲いもなく道路に直接面している。納経は観音堂で十句観音経、般若心経を唱えたのち納経所の長興寺へ行く。
 昔、孫八というものが建てたお堂に旅人が訪ねてきて、孫八と徹夜で和歌の奥義を論じた。夜明けと共に旅人の姿はなくなって孫八は不思議に思っているとやがてその旅人が聖徳太子の化身だと分かり、それ以降そのお堂を語歌の堂とした、とのこと。
 各寺では近辺の札所の道筋を書いたイラストを配布している。これが比較的よく分かる地図で、近道などを朱印した際に聞いた。長興寺では、これから行く第六番、第七番は普通七、六の順で回る人が多いとのことであるが、まあ、こだわりで順番通りに回ることで改めて道順を聞いた。

10.07.15秩父 山門を出るとすぐに公道

10.07.15秩父 観音堂の額

10.07.15秩父 語歌堂の納経所長興寺

10.07.15秩父 長興寺の六地蔵

第六番向陽山卜雲寺(こうようさんぼくうんじ)

10.07.15 12:38 第六番卜雲寺平成22年7月15日(木曜日) 天候 曇り
語歌堂より2.7km徒歩40分

 第七番法長寺を右手に見て素通りして、まずは第六番の卜雲寺に到着。途中第八番はは右折の道標を見たので、少々非効率になるが順番通りとした。
 法長寺を過ぎて道を左折し卜雲寺に向かうと、右手に武甲山をみながら歩く。歩いている途中でもドーンという音が響くのは、石灰岩を採取する際の爆破であろう。卜雲寺の六地蔵越しにみる武甲山は山肌が削られている。

10.07.15秩父 行く先の正面に見える武甲山

10.07.15秩父 観音堂

10.07.15秩父 薬師如来堂

10.07.15秩父 夏の代表ヒマワリ