ヤブニッケイ(藪肉桂)

別名 マツラニッケイ、クスタブ、クロダモ
科属 クスノキ科クスノキ属
学名 Cinnamomum japonica

性状
常緑高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形


10.03.22赤塚植物園

樹木解説

高さは1-20mになる。樹皮は褐色でなめらか。葉は長さ6-12cmの長楕円形で先はとがる。革質で表面は光沢があり、3脈が目立つ。側脈は基部の少し上から左右に分かれ、三行脈で先端付近まで届かない。葉縁は少し波状となり全縁。6-7月、葉腋に散形花序を出し、淡黄色の小さな花をまばらにつける。雄しべは12個。果実は長さ約1.5cmの楕円形で、11-12月に黒く熟す。

10.01.23森林公園

10.01.23森林公園

10.04.10昭和薬科大

10.04.10昭和薬科大

10.06.11星薬科大学

10.06.11星薬科大学

補足

 

ニッケイ

ヤブニッケイ シロダモ
葉形

葉身8-15cm、幅2.5-5cmの卵状長楕円形~長楕円

葉身6-12cm、幅2-5cmの長楕円

葉身6-18cm、幅3-9cmの卵状長楕円または長楕円形

葉脈 三脈が目立ち2本の側脈は主脈と並行し先端近くに達する 脈が目立ち2本の側脈は主脈と並行せず肩の辺りで消失

三脈が目立ち側脈は葉縁の中央辺りまで伸びる

葉柄 1.3-2cm 0.8-1.8cm 2-3cm
表面は濃緑色で光沢があり無毛、裏面は灰緑色で微毛
互生しときに対生
表面は濃緑色で光沢があり無毛、裏面は灰青緑色で無毛
互生しときに対生、ほぼ等間隔
表面は濃緑色、裏面は灰白色で黄褐色の絹毛、互生し枝先に集まってつく
葉縁 全縁 全縁で少し波打つ 全縁で波打つ
5-6月 6月 10-11月、果実と同時期
果実 液果、10-11月、黒紫色 液果、10-11月、黒紫色 液果、10-11月、赤色