四国札所巡り第一回(3日目)

1日目2日目4日目5日目6日目

いよいよの四国札所巡りへ、発心の道場 第一番霊山寺から第二十三番薬王寺まで

第十二番摩盧山焼山寺(まろざんしょうざんじ)

11.04.29 10:47焼山寺平成23年4月29日(金曜日) 天候 晴れ
藤井寺から12.9km、徒歩6時間   LinkIconページトップへLinkIcon戻る


4時半起床、5時半から朝食、6時出発と遍路の朝は早い。焼山寺は「遍路ころがし」の異名を持つ難所、ここで歩き遍路を断念する人も多いと聞く。焼山寺は標高700m藤井寺が標高40mだから標高差660m。ここだけなら奥多摩や奥武蔵野の山とそれほど変わらない。しかし前日も翌日も30km近くの歩きがある。6:15藤井寺本堂の横から上り始め、焼山寺まで弱足7時間、平均6時間、健脚5時間とある。長戸庵、柳水庵、浄蓮庵と過ぎて焼山寺山門に10:47着、なんと4時間半で踏破。所沢の人は途中追い抜いたがそれからは会っていない。昨日までは私の方が調子がよかったが今日は女房と逆転、手ぶらだったとはいえスイスイ登っていく。ついに大日寺への道ではリュックを交代で持ってもらった。焼山寺を出発したのは11時11分、大日寺納経時間まで6時間弱である。我々よりも足は確かで既に歩き遍路4回目という名古屋の方もほぼ同ペースで登っていたが、大日寺まで行かず焼山寺10kmの植村に泊まるという、実はペース配分としてこれが正解のようだ。徳島県だけとはいえこの影響は確実に後半に来た。

6:15焼山寺への上り口藤井寺に戻り本堂横から標高40m

7:24長戸庵藤井寺より3.2km、標高440m

8:24柳水庵藤井寺より6.6km、標高500m

9:10浄蓮庵藤井寺より8.8km、標高745m

10:44参道駐車場からの車遍路と合流、標高665m

10:52焼山寺本堂

焼山寺大師堂

境内の杉並木

第十三番大栗山大日寺(おおぐりざんだいにちじ)

11.04.29 16:49大日寺平成23年4月29日(金曜日) 天候 晴れ
焼山寺より20.8km、徒歩6時間   LinkIconページトップへLinkIcon戻る

焼山寺から鍋岩(H240m)に一旦下って再び玉ヶ峠(H450m)を登る。そこから延々と10km、阿野橋までダラダラ下り、さらに10kmの車道を大日寺まで進む。どうせなら5時の納経に間に合わせようと、ほとんどコースタイムの6時間、ただひたすら歩くという感じだったがこれがかなりこたえた。自転車に乗ったおばさんが「元気ないね」と声を掛けてくれる。「ええ、疲れてます」と声には出さず答える。大日寺に到着するとしばらく座り込んでいた。ゴールデンウィークに入っていたからだろう、大分遍路姿が多くなっていた。風呂が一緒になったおじさんは、車で第十一番から来たら第十二番が分からず第十三番に来てしまったとか、地図を見てみると確かにゴチャゴチャした道だ。岡山から車で回っているご夫婦は飛び込みで泊まることができた、明日は室戸まで行けるかなと。車だと1週間から10日くらいで八十八箇所が回れるというが、車でも思うほど簡単ではなさそうだ。

杖杉庵(じょうさんあん)

遍路休憩所所々にこうした遍路用休憩所

遍路姿のマネキン?

阿野橋から鮎喰川

大日寺本堂

大日寺大師堂

増えてきた遍路さん

しあわせ観音

11.04.29泊名西旅館花<後記>この行程は事前に心配して名西旅館キャンセルを兼ねて電話をした。ご主人いわく「荷物を送って歩けば大丈夫」。それに荷物を送ってしまった以上行くしかない。確かに歩けたが、宿に入るだけの行程にするとかペース配分が課題である。「一日で第一番から第十一番をやる人の行程」、「あそこができれば第二十番から第二十三番は問題なし」といわれたり、何か凄いことのように思うが実はかなり無理があったように思う。宿に入ったときは実際良く歩いたナーというのが実感であった。
本日の総歩数55,254歩、宿泊費6,500円、ビール大600円、洗濯無料。
LinkIcon四国遍路第一回(4日目)に続く