四国札所巡り第五回(1日目)

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第四回に続いて、歩き止めの第五十三番円明寺(伊予和気)の続きから。今回は菩提の道場愛媛県から涅槃の道場(香川県)へ。四国遍路もいよいよ大詰めである。

13.03.14第五十三番円明寺平成25年3月14日(木曜日) 天候 東京雨、愛媛晴れ
 家を早朝5時20分出立、昨夜来の雨は上がっていたが、東京は雨。特割運賃の羽田8時発JALで松山空港に降りたち、JR松山駅へ。松山は曇りで風強く、松山駅前に一本の小彼岸桜が満開で肌寒い風に吹かれていた。さらに伊予和気に行き、前回歩き止めをした第五十三番円明寺に向かった。今回はここから継続する。円明寺で白衣に着替え、般若心経を唱え、今回の旅の安全を祈願する。3月始めから通し打ちをしている遍路さんは今頃高知辺りか。一人遍路姿の人を見かけたが車遍路だろう。しばし、地元の人と立ち話をする。今日は足慣らしを兼ねて11km、11時過ぎに円明寺を出て気楽に歩く。
 暫く行くと瀬戸内海に出る。陽も出てきて穏やかな瀬戸内海沿いをのんびり行き、海沿いの喫茶軽食の店で昼食と摂る。どうやら歩き遍路さんはこの時期、この辺では少ないようで誰にも会わない。3時前に養護院到着、地元の方に聞くとここは無人で自分で朱印を押すというので読経のみで納経は省略。3時過ぎには今日の宿太田屋に到着。今までこんなに早い時間に宿に入ったことがない。ここは北条水軍の地、花へんろの看板があり、今回は時期的にも花遍路が期待できそうである。
「風渡る 瀬戸の海行く 花遍路」


13.03.14松山駅の小彼岸桜

13.03.14瀬戸内海

13.03.14列車風の店で昼食

13.03.14養護院

13.03.14 松山市太田屋<後記>今晩の宿は1階が料理屋になった太田屋、宿泊は我々二人のみ。もう少し伸ばしたかったが適当な場所に宿がない。通し打ちで22日目にこの宿に来た人がいたとのこと、これは一日40km以上の健脚遍路。とても真似できるものではない。3時過ぎに入ったので近辺をブラブラし4時過ぎに風呂に入り、非常にゆっくりとした初日のスタートである。今回はいよいよ香川県に入るので、また気持ちを新たにして早々と床に付く。
総歩数「24,300歩」14.5km(3時間28分)
一泊二食6,825円、トイレ和1+W1、洗濯無料乾燥有料