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12.11.15　四十年振りの高知城平成24年11月15日（木曜日）　天候　晴れ
　家を早朝６時に出て、特割で購入した安い航空運賃で高知空港に降りたった。前回は第三十九番延光寺を打ち宿毛の宿までで、今回は宿毛から継続。今日は高知空港から宿に入るだけの予定なので、四十年振りに高知城に立ち寄ることにした。四十年前は春休みだったので桜の時期であったが、この時期花はなく紅葉や黄色く色付いた銀杏が鮮やかであった。なんと今日は坂本龍馬の生誕日、この偶然に驚く。昼食は宿毛行きの特急を待つ時間でチェーン店の定食。まずは今回の旅の安全を祈願（？）して生ビール２杯（私一人分）で乾杯。前回は８泊9日を掛けて高知から宿毛まで行ったのに、特急で行くとたった2時間。車窓からは所々前回歩いた景色に出会う。多くの遍路さんは宿は数日分のみ決め、あとは前日か当日の昼までに予約する。体調、天候をみて今日はどこまで行くか決めるようだ。我々は行き帰りの特割飛行機を無駄にできないから歩く行程は自ずと決定しているし、一日30km程度の道のりをその通り歩かなければならない。この時期はシーズンオフなので宿も空いていると思うが、宿も一ヶ月前から一週間分予約してきた。ただ歩くだけである。

12.11.15　宿毛・米屋旅館＜後記＞今晩の宿は前回最後に泊まった宿毛の米屋旅館。「今年の春に来たんですよ」と旅館の主に話すと早速宿帳を見たのか、「３月でしたね」と。前回泊まった時はサッカーの子供達が騒いでいたが、今晩は静かでトイレがついた部屋に案内された。宿泊者は我々を含め４名。名古屋から来たという通し打ちの髭面の遍路さんと暫し歓談。明日は我々同様柏まで行くという。明日、ここから第四回目の区切り打ちを再開するため、高揚感をもちながら早々に床に付く。
総歩数「12,493歩」7.4km（1時間58分）