四国札所巡り第一回(5日目)

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いよいよの四国札所巡りへ、発心の道場 第一番霊山寺から第二十三番薬王寺まで

第二十番霊鷲山鶴林寺(りょうじゅざんかくりんじ)

11.05.01 10:43鶴林寺平成23年5月1日(日曜日) 天候 曇り時々雨
立江寺から13.1km、徒歩4時間30分   LinkIconページトップへLinkIcon戻る


6時出発、しかし今日は二人とも徒歩の疲れが溜まったかペースがのろい。天気も時折雨、ここではじめて雨衣を着た。鶴林寺は標高570m、今では車道もできたが、徒歩で登る参道は焼山寺以上の難所。登山口に「ご自由にお使い下さい」と金剛杖があったので手にしてみると予想以上に楽であるのでお借りした。金剛杖は俗に遍路をお導き下さる弘法大師の化身と言われるほど大切なもので四国遍路には切り離せない。杖より先に自分を休めるな、刃物で削ってはいけない、杖を部屋の一番上座か床の間に置く、橋の上で杖は突かない、他人の置き忘れた杖は使うな、と言われる。杖を使いこなせば満願までに10cmは磨耗するらしい。逆打ちの女性に会う、昨晩は鶴林寺を下りた小学校跡で野宿だったとか。香川の大学院生だという韓国の女性に出会った。八十八箇所遍路を論文にまとめたいというので大地震前から歩き始めたという。少し一緒に上り話をしたが、日本語も上手で足取りもしっかりしている。鶴林寺で休憩する時間で二人して遍路旅に関するアンケートに答えた。

結構きつい上り道

やっと山門を追加

地蔵尊を祀る六角堂

さらに長い石段を上り本堂へ

鶴林寺本堂

鶴林寺大師堂

本堂を守る鶴

徳島県唯一の三重塔

第二十一番舎心山太龍寺(しゃしんざんたいりゅうじ)

11.05.01 14:22太龍時平成23年5月1日(日曜日) 天候 曇り時々雨
鶴林寺より6.7km、徒歩3時間   LinkIconページトップへLinkIcon戻る


太龍寺は標高618m、焼山寺、鶴林寺とともに阿波の三難所。疲労の溜まった身体にはきつい。歩くのが大変な方には、平成4年ロープウェイが完成し本堂直下まで登ることができる。途中一人の女性と一緒になる、山茶花に泊まりたかったが予約で一杯とのこと。やはりGWは予約をして来ないと厳しいか。彼女は相模原の人で、一人で通し打ちをしていた。お子さんはいないが、ご主人を二ヶ月も放っておいての遍路旅。メンタルで苦しんで、以前遍路旅を経験したご主人が一人遍路旅に出してくれたとのこと。この旅が何かになればいいナと思う。お参りも済んでぼちぼち次に行こうとしたら、例のオーストラリア人が登ってきた。相模原の彼女も面識があるようで、良く頑張ったねと再会を喜んでいた。彼ら三人はここを下りての龍山荘に泊まるが、我々はさらに7kmも先の山茶花だ。もう会うこともないだろうが、心から皆さんの健闘を祈りたい。宿には6時から7時になると連絡し、平等寺へ向かった。

また山道だ

鐘楼門

太龍時本堂

参道のホンシャクナゲ

持仏堂の龍の絵

太龍時大師堂

大師像

二重塔

5.1 18:03平等寺まで3km<後記>太龍寺を出たのが既に15:30、ここから3-4時間掛かる平等寺前の宿山茶花についたのはもう薄暗くなる19:00頃だった。宿前で女将さんが待っていてくれた。宿に入ると韓国の大学院生、名古屋の人、前日の宿で一緒だった大阪の人、藤沢の人。皆見知った顔であった。通された部屋は24畳の宴会部屋。だだっ広い部屋に二人で布団を敷いた。とにかく今日はペースダウンだったが、何とか平等寺前の山茶花にたどり着いた。
本日の総歩数59,137歩、宿泊費6,300円、ビール大500円、洗濯無料。
LinkIcon四国遍路第一回(6日目)に続く