四国札所巡り第三回(1日目)

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いよいよ、寺間最長距離の足摺岬へ。前回歩き止めの第三十三番雪渓寺から、高知県最後の第三十九番延光寺まで(高知県の西半分)

12.03.17民宿高知屋新年会で久し振りにT松氏に会った。以前お仲間二人と四国遍路をしたことがあるとのことで、帰ったら紀行文を送ってくれるという。読んでみると2006年10月5日に雪渓寺近くの関の屋に宿泊している。今回は我々は前回の歩き止めの雪渓寺近くの高知屋へ宿を取る。ここは前回計画ミスでキャンセルした宿、少なからずの義理でしょうか。結果、翌日からは朝からの歩きでほぼ同じ行程になる。四国は歩いてみないと分からないことも多い。今回は「先達はあらま欲しきことなり(徒然草第五十二段)」とばかり、この紀行文を参考になぞるように歩いてみることにした。
 二泊目はお勧めの須崎の国民宿舎土佐、ここから湾の外側の国道47号で59km先の岩本寺へ向かう。三泊目は安和の民宿あわ、四泊目は始めての宿坊の岩本寺宿坊。五泊目は民宿日の出、六泊目は民宿久百々。次は紀行文を離れ、足摺の半島を東海岸で進み七泊目は西海岸の民宿夕日。西海岸から岬の付け根に戻り、八泊目は再び民宿久百々。ここは真念庵まで進み、進行を助けるため久百々の連泊送迎サービスを利用したい。真念庵から真念遍路道を経由し、九泊目は宿毛の米屋旅館。ここまでで今回予定の日数も一杯。最後の日は観光モードで、宿毛から松山に出て、道後温泉につかり、松山空港から羽田に戻る9泊十日コースである。これで長かった高知の寺は回り終えることになる。

 3月16日、うす曇。16:25発の飛行機で高知入り、空港バスが夕刻の渋滞でだいぶ遅れた。遍路宿は朝も早いが夜も早い。早速はりまや橋から電話を入れタクシーで宿に向かう。遅れたので風呂の前に食事をした。甘ずっぱいカツオはここの名物だとか。客は我々以外7名程度。初めてという通し打ちの吉川さんが「今回始めてなんで・・・」(初めてのほうが普通と思うが、この辺りまで来るとリピータも多い)と、何度か廻っている遍路さんに浦の内湾の外回りがいいか内回りが良いか聞いている。今回の行程には何箇所か選ぶ道がある。通し打ちで3月始めに一番を打った遍路さんは今日辺りちょうど高知に着いている頃だ。高知屋は最近改修したのか割と綺麗な民宿であった。夜半には雨が降り始めた。明日の天気予報は暖かいが強風と雨。今日は洗濯もないので早めに床につく。(宿代6,500円、トイレW、喫煙可)
LinkIcon四国遍路第三回(2日目)に続く