四国札所巡り第一回(6日目)

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いよいよの四国札所巡りへ、発心の道場 第一番霊山寺から第二十三番薬王寺まで

第二十二番白水山平等寺(はくすいざんびょうどうじ)

11.05.02 6:58平等寺平成23年5月2日(月曜日) 天候 晴れ
太龍寺から10.9km、徒歩4時間   LinkIconページトップへLinkIcon戻る


今日は歩程19.7kmで日和佐の宿に入るので気分的にも肉体的にも楽な日、四国に入って初めて気楽な歩きとなった。朝一番で平等寺にお参り。名古屋さんは次回からの続きを考え、今日は牟岐まで行って泊まるとのことでここで別れた。番外月夜御水庵を過ぎトイレがないか探しているとヘルメットを被ったおばさんが二輪を止めて「道が分からないの」と声を掛けてくれた。女房が「あのー、この辺りにトイレはないでしょうか」、「ああ、それなら少し戻った郵便局へ行くといい。私が声を掛けておくから」と親切です。郵便局では普通はコーヒーが出るらしいが私が待っていたのでドリップ式のインスタントとティッシュを頂いた。由岐までくると今回初めて海が見えた。海岸線におりてしばらく砂浜を歩く。木岐まできたとき少し離れた小学校、大きな声で「お遍路さん~気を付けて頑張って下さい!」と10人くらいの小学生から声援。丁度お昼の給食時間だったのか皆白い上っ張りを着ていた。我々も帽子、手を振って応えたが、微笑ましく暖かい気持ちになった。

平等院本堂

平等院大師堂

白水の井戸

大師像

月夜御水大師の大杉

道端の山藤

初めての海

トンネル道も

第二十三番医王山薬王寺(いおうざんやくおうじ)

11.05.02 16:07薬王寺平成23年5月2日(月曜日) 天候 晴れ
平等寺より19.7km、徒歩6時間20分   LinkIconページトップへLinkIcon戻る

 木岐の小さな漁港に入る頃昼食時、しかし食べるところがない。唯一食事をしていた「やすらぎ亭」は予約制。その隣の酒屋にパンがあったので、店番のおばあさんと談笑しながら軒先を借りて昼食、おばあさんが食べる予定だったらしい唯一の巻き寿司のパックも「あんた達食べていいから」と譲ってもらった。先を急いでいると夢ギャラリーに誘われた(入場料200円接待)。宮本氏(三回遍路し現在四回目を廻っているという)の遍路歩記という遍路写真展、会場の元海鮮問屋の古民家も立派。写真に添えられたこんな文章があった。「自殺した娘を背負って来ている。ひたすら歩く。ただ歩くのみ(08.12.29)」1,200kmもの長い道のりを歩こうというのです、多かれ少なかれ皆何かを背負っているのかも知れません。さて徳島最後のお寺です。本堂に詣でるのに33段の女厄坂、42段の男厄坂、また瑜祇(ゆぎ)塔にいく61段の還暦厄坂を登り、一段と気持ちを込めて般若心経を。疲れました。遍路旅の続きはここ第二十三番札所から再開です。

奇勝えびす洞 今日はこんな余裕が

橋口酒店、この軒先で昼食

古民家での遍路写真展

日和佐城

薬王寺本堂

薬王寺大師堂

61段の還暦厄坂

瑜祇(ゆぎ)塔

5.2 国民の宿うみがめ荘<後記>今回最後の宿で少々奮発(GW料金で+1,100円)、昔皇太子(現天皇)がお泊りになったとのことで少しは期待したが外れだったようだ。明日は日和佐9時の列車で約12時間掛けて帰宅。いろいろな人に会った、いろいろな年代の歩き遍路さんがいた、いろいろ親切にして頂いた。本当に来て良かったと思う。区切り打ちは概ね6回区切りなので年二回廻っても3年は掛かる。しかし、是非次回に続けたい。次回は第二十三番薬王寺から、80km先の室戸岬第二十四番最御崎寺(ほつみさきじ)の長距離から始まる。
本日の総歩数48,629歩、宿泊料7,700円、ビール中450円、使わず(洗濯100円、乾燥200円、洗剤50円)、7日間総歩数298,316歩