四国札所巡り第二回(1日目)

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第一回に続いて、歩き止めの第二十三番薬王寺から、高知入り。第三十三番雪渓寺まで

第二十三番医王山薬王寺(いおうざんやくおうじ)

11.09.15 11:00徳島薬王寺平成23年9月15日(木曜日) 天候 晴れ(26℃)
JR牟岐線日和佐駅下車徒歩5分、薬王寺より15.2km
交通費 上福岡-羽田-徳島-日和佐=14,460円(JAL先得、特急利用)
1日目総歩数:31,189歩(日和佐まで4,362歩を含む)

今回もスタートは飛行機を利用した。自宅を5時前に出て、7:30羽田発、10:45日和佐着。駅で遍路白衣に着替え前回の歩き止めの第二十三番薬王寺に再参。縁起を担ぎ昼食は厄除け定食。初日は牟岐までの15.2km、歩き慣らしを含め比較的ゆっくり開始した。このルートは歩道もないトンネルが多くすぐ横をトラックが猛スピードで走り抜けると聞いていたが、そんなことはなくきちんと歩道も整備されておりヘッドライトを使う必要もなかった。道路脇には見守観音、身代地蔵が立ち、まずはひたすらに国道55号を室戸に向かう。しかし天気が良ければ暑く、白衣も汗でびっしょり。牟岐駅前でオーストラリア人夫婦に出会う。この辺りに住んでいるのかと思いきや、「ヘンロ?」と聞かれ、同じように遍路旅をしていて偶然にも今夜の同宿者であった。16:00、牟岐駅前の民宿あづまに着いたが戸は閉まっておりウロウロしていると後ろから名を呼ばれた。
【宿泊費(二食付き)6,500円、トイレ和式、洗濯機・乾燥機あり】

10:41 牟岐線日和佐駅徳島から特急で日和佐へ

11:36 日和佐駅前の食堂昼食は縁起を担ぎ厄除け定食

13:06 日和佐トンネル歩道もないトンネルと聞いていたが

12:00 ヌルデあちこちにヌルデの白い花が咲く

13:19 見守観音道路脇の観音様が国道55号の交通安全を見守る

13:12 クサギクサギの樹も多かった

14:39 国道55号国道55号は山間の道を室戸へ

16:07 民宿あづま今夜の宿、民宿あづまに16:00に到着

2日目

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11.09.16 8:12雨雲の太平洋平成23年9月16日(金曜日) 天候 曇りときどき土砂降り
薬王寺より39.8km、2日目総歩数:39,965歩

朝、雨の音で目覚める。台風15号が沖縄に停滞し、小笠原諸島には台風16号がいる。オーストラリア人夫婦は早めの6:30、雨の中を出立した。我々は少し小降りになるのを待ち7:15分出発。民宿あづまの女将は話好きで食事の間中口は止まらない。金剛杖を持っていなかったが、杖に被せるあづま特製の手編みカバーを頂く。出掛けにペットボトル一本とゆで卵二つもご接待。塩は卵を食べ終えても捨てず、疲れたら舐めるように注意。途中から海辺の道になる、台風の影響で波が荒い。
 時折襲ってくる土砂降りをトンネルや休憩所でやり過ごしていたが、ついに捕まった。ここは雨雲の通り道のようで、傘も役に立たず雨具装備で歩き続ける。靴の中も水でグショグショ、足がふやけ、今晩の宿民宿いくみに到着した時は全身ずぶぬれ状態。生美はサーフィンの町、サーフィンをしにきたオーストラリア人家族に会う。みずきちゃんとナルちゃんのハーフの可愛い双子と片言の英会話。
【宿泊費5,950円(通常6,300円のところ朝飯は早朝出立でお握り)、トイレ洋式、洗濯機あり、TVなし、禁煙】

7:07 牟岐駅前7時過ぎ雨が一時的に止んだ

7:35 牟岐の海今回始めての海景色

8:20 鯖大師出立して1時間後、鯖大師を通過

8:44 ゴンズイゴンズイに赤い実が

10:42 パン&コーヒー店コーヒーを飲みながら土砂降りをやり過ごす

10:50 国道55号の標識室戸まで53km、まだまだ遠い

12:22 牛乳屋さん遍路休憩所を兼ねた牛乳屋、冷たい牛乳がうまい

13:29 水床トンネル土砂降りに会い、ついに徳島県を抜けた

民宿いくみ<後記>遍路2日で39.8km、室戸岬はまだ先である。出遭った外国人がオーストラリア人ばかりでオーストラリアでは遍路旅のPRでもしているのだろうか。二日目は台風の影響でときおり激しい風雨となり、防水でない靴は中まで水でびしょびしょ。足がふやけて明日はマメになるだろう。歩きづらくなるが、歩かなければならない。日和佐から80km、車なら国道55号線を2時間弱、これを3日かけて歩く。民宿あづまで第二十八番大日寺の近くの民宿を紹介されたが、我々は既に別の宿を予約していた。しかし、これが実は縁でしょうね、今回の行程に関わってくる。
LinkIcon四国遍路第二回(3日目)に続く