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第一回に続いて、歩き止めの第二十三番薬王寺から、高知入り。第三十三番雪渓寺まで

第二十五番宝珠山津照寺（ほうしゅざんしんしょうじ）

11.09.18 8:36 第二十五番津照寺平成23年9月18日（日曜日）　天候　曇りときどき晴れ
最御崎寺より徒歩6.5km

マメ足もあるが室戸岬に到達して少し気持ちが緩んだか、朝7時前民宿を出発したものの今日はスローペース。しかし、予定は次の民宿まで34.8kmと楽ではない。幕末の士中岡慎太郎像を見上げ、今日も左手に海を眺めつつ進む。遍路標識は徳島より少ない気がする。自動車修理屋さんに津照寺の道を聞くと「このみちを真っ直ぐ」とのことで暫く行き、あの山の裾だろうか、ぼちぼち見えてくることだろうと思っていると、そばに車が止まり先ほどの修理屋のおじさんが「道が違うよ、少し戻って。皆この辺で間違う」とわざわざ追ってきて親切に教えていただいた。ガイドブックの石段の写真のせいか、山のほうにあると思い皆山に向かって歩いてしまうそうだ。確かに山門からは長い124段の石段が続く。暴走族のような男女がバイクを来た。場違いじゃないのと思っていたら、山門近くに止め本堂への石段を登って行く。これもありか、人それぞれの参拝でいいのでは、と変に納得。さて続けて金剛頂寺へ。

第二十六番龍頭山金剛頂寺（りゅうずさんこんごうちょうじ）

11.09.18 10:49 第二十六番金剛頂寺平成23年9月18日（日曜日）　天候　曇りときどき土砂降り
津照寺より3.8km

　続けて第二十六番金剛頂寺、民主うらしまから国道を離れて高さ165mの金剛頂寺へ向かう。参拝後早めの昼食と、山頂の展望のいい休憩場所で今日来た室戸岬を遠望する。今回のルートは海岸線で比較的ルートが見えやすく、毎回振り返るたびに、まったくよく歩いてきたね、と思う。掃除をしていた寺の人に金剛頂寺から山を下りる道を聞くと遍路道は迷うからもと来た道を戻ったほうがいいと言われたが、それでなくても遅れ気味。遍路道を求め山門を右に曲がる。この辺りには是非標識が欲しい。暫く行ってやっと標識が出てくるが、それでも分かりにくい。山道で時間が大幅に掛かり、下りた時は1時に近い。予定の5時には民宿に着かないなと思いながら歩いたが、今日はペースが上がらない。距離は30kmくらい歩いたことになるが、5時民宿に電話を入れて相談。車でピックアップし、明日朝送り戻してくれるとのことで、遍路に出て初めて予定を変更した。宿の迷惑を考えればこれも致し方なし。

17:14　民宿からのピックアップ車17:09　日没金剛頂寺でだいぶ時間を使ってしまった。山を下りてきたらもう１時だ。まだ民宿まで22kmもある。マズイ！6時間も掛けていたら7時になってしまう。しかし、思うように足が進まない。17時終に民宿に電話を掛ける。「今どこ？」「ハア、中山峠を下りて加領郷の辺りです」「まだ大分あるね。車で迎えに行くから国道を歩いてきて」「しかし、歩き遍路なので」「明日朝そこまで送り届けるから」と。遅くても8時までには着くが、我々が遅くなると宿の人も遅くなる、迷惑は掛けられないので、送り戻してもらえるというのを素直に了解し、いけるところまで進んでいくことにし、民宿10km手前でピックアップして頂いた。宿のおじさんはブスッとした顔で「室戸からだと奈半利くらいが普通。随分冒険するね」とお説教。

民宿きんしょう＜後記＞はじめて予定通り歩くことができず、民宿10km手前でギブアップ。明日は6時に今日のピックアップ地点まで送り戻してもらうことにして、今後の予定も見直した。ここで距離計算の間違いを発見。明日は神峯寺から民宿まで24.5kmとしていたが、実際は10.1kmで、翌々日大日寺までが24.5kmだった。結果的に明日の民宿はそのままで済んだが、翌々日からは予定の民宿まで到達できない。ここで初日民宿あづまで紹介された大日寺近くの民宿に変更することにした。
4日目総歩数：46,811歩（30.42km）
【宿泊費：6,500円、トイレ洋式、洗濯機あり】
四国遍路第二回（5日目）に続く