第一回に続いて、歩き止めの第二十三番薬王寺から、高知入り。第三十三番雪渓寺まで
第二十九番摩尼山国分寺(まにさんこくぶんじ)
平成23年9月21日(水曜日) 天候 晴れ
神峯寺より徒歩3.5km
昨晩から急に沖縄に停滞していた台風15号が動き出した。幸い夜のうちに四国沖合いを過ぎ去り、朝にはほとんど台風の影響はなくなった。変わって突然秋が来たような爽やかな秋晴れの日である。7:30連泊としたので荷物を軽くし、比較的ゆっくりの出立である。途中大師堂で「寄っていきなさい」とコーヒーと饅頭のお接待を受ける。高知で土産に買おうと思ったが見つからなかったが、この饅頭(へんろいし饅頭)おいしかった。空の色も雲も風も台風が通り過ぎたからだろうか、急に秋めいてきた。こんな畑中の道を歩くのは実に気持ちがいい。仁王像と顔合わせ山門を入ると、正面に杮葺き、寄棟造りの簡素な本堂が見える。線香の後をみると今日は我々は4人目の参拝者だろうか。境内に飲酒をやめさせてくれるという酒断地蔵がある。お参りしようとしたら女房が「できもしないことを拝んでも仕方がないよ」と。写真にだけ収め、次の善楽寺に向かう。
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第三十番百々山善楽寺(ももさんぜんらくじ)
平成23年9月21日(水曜日) 天候 晴れ
国分寺より徒歩6.9km
国分寺から秋風の吹く畑道を進む。途中トイレに行きたかくなったが、畑道、民家道ばかりでトイレがない。こんなとき頼みのガソリンスタンドにも出会わない。やっと蒲原で遍路小屋があり、「上の会社事務所でトイレ、飲料水をどうぞ」と書かれてあった。歩き遍路では休憩(雨宿り、日陰)、トイレ、水が難儀の種。この遍路小屋にはありがたかった。自由記録帳をパラパラめくると数日前に通った人がやはり同じようにトイレ、水に感謝のメモを残していた。すっきりした気分で逢坂峠を越え高知市に入った。ここ善楽寺は高知市内の安楽寺と四国第三十番札所の地位を争ったそうで、平成6年(1994年)に善楽寺が三順番札所、安楽寺は奥の院と定められたそうだ。善楽寺には山門がない、参拝後参道を下りると山門があるが、どうやらこれは土佐神社のものらしい。なんだか隣の土佐一宮神社のほうが立派な造り。神仏混合だが、善楽寺参拝のあと神社へも行ってみた。ここは「龍馬伝」でもロケ地になったとか。
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第三十一番五台山竹林寺(ごだいさんちくりんじ)
平成23年9月21日(水曜日) 天候 晴れ
善楽寺より徒歩6.6km
JR土賛線を越えバイパスのドライブインで昼食の讃岐うどん。さらに土佐電鉄後免線の路面電車をみて進み、竹林寺への最後の山道を登っていくとその途中に牧野植物園がある。山道を来る遍路は植物園を通って竹林寺へ無料で植物園も見ることができる。牧野は独力で植物学を修め約40万点の標本を採集し、千五百種以上の命名した植物学者。その記念として作られた県立牧野植物園。当初見学は予定していなかったが、その広さ、樹木の種類の多さに感激し、せめてもと1時間植物園内を見て廻った。もちろんとても時間が足りない、ここだけで一日掛けてもいい。いつかまた来ることがあれば、と未練を残し、隣にある竹林寺へ向かう。竹林寺を終えて次の禅師峰寺に向かいつつ遊庵に待ち合わせ場所を確認すると県道247号で待つとのことでさらに3.2km進む。17:17ピックアップしてもらい民宿に戻る。赤黒く夕焼けが明日の天候を知らせてくれる。
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お世話になった遊庵のご夫婦<後記>明日は今日ピックアップしてもらった禅師峰寺へ2.5kmの地点へ送り届けしてもらっての出立。荷物を整理しリュックを詰め替えベッドに入る。牧野植物園はいつかもう一度来たいと思う。いよいよ明日は最終日で、雪渓寺まで廻り、高知龍馬空港から東京へ戻る。
7日目の総歩数:46,147歩(29.90km)
【宿泊費:5,800円、トイレ洋式、洗濯機100円、乾燥はCL100円、禁煙】四国遍路第二回(8日目)に続く