四国札所巡り第二回(6日目)

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第一回に続いて、歩き止めの第二十三番薬王寺から、高知入り。第三十三番雪渓寺まで

第二十八番法界山大日寺(ほうかいさんだいにちじ)

11.09.20第二十八番大日寺平成23年9月20日(火曜日) 天候 曇りのち雨
神峯寺より徒歩37.5km
6日目総歩数:45,865歩(29.81km)

朝7時、JR安芸駅前の旅館を出立。今日はここから約24km先の大日寺までで参拝も一寺のみ。女房がマメで足が痛いのでゆっくりペース。休むと慣れるまでの歩き始めが痛い。曇り空に時折雨が落ちてくる。相変わらず波は荒い、浜辺にはハマゴウが群生する。琴ヶ浜では桂浜の坂本龍馬を見上げるお龍さんの像を雨の中で見る。手結(てい)岬にあるレストランで簡単な昼食。香南市に入る。道端に伊能忠敬の緯度観測記念碑(緯度33度33分)がある。昔の人もこうして歩いたのだろうと思いを馳せる。今回の遍路では他の歩き遍路をみることが少ない。季節もあるのだろうがやはり徳島から高知で減るのだろうか。逆打ちの遍路に会うがこれは数度目の人でただ敬服。今日の宿は予定をキャンセルし、初日の民宿あづまで聞いた遊庵を予約。遊庵はへんろみち保存協会の「四国遍路ひとり歩き同行二人」に掲載されていない。大日寺の参拝を終え、着してみて驚くのは、民宿宿というより個人宅。なんだか友人の家に厄介になった気分の民宿であった。

本堂

大師堂

奥の院

鐘楼

7:03安芸駅前時々雨の降る安芸駅前を出立

8:13 土佐湾の荒波消波ブロックに打ちつける荒波

8:39 歩道工事中台風6号で決壊した歩道を修復中

10:24琴ヶ浜坂本龍馬の方角をみるお龍さん像

11.22 芸西村辺り荒波の浜辺に群生するハマゴウ

12:40手結岬昼食休憩のレストラン

14:17 香南市伊能忠敬の歩いた道

15:03 大日寺の標識やっと大日寺まであと2km

大日寺そばの民宿遊庵 遊庵は「四国遍路ひとり歩き同行二人」に掲載されていない。我々は初日の民宿あづまで紹介された。もともとは投宿の予定はなかったが、行程を誤ったので急遽泊まることに。ご夫婦だけでやっており、二階3部屋でベッド4つ、1階に洋式トイレ、風呂、食堂、わずか5名くらいの宿泊定員の小さな家庭的な宿。食事は女将というより奥様のシャレた家庭料理。趣味で集めた陶器を使っての夕食は癒されます。我々の部屋は16畳くらいのゆったりツインルーム。市内のBHでもこうは広くない。普通民宿は最初からそれなりの造りだが、ここは個人宅を多少手直しして民宿にしている。大日寺近辺にはもう1軒の民宿があるが、機会があれば是非泊まってみるのはいかが。明日は高知市内で泊まるつもりであったが電話してみると、高知市内は遍路道から外れているからだろうか、洗濯もできないとか部屋も狭い。しかも遍路価格で二食付き1泊5,800円と安い。朝は食後のコーヒーも頂ける。また、連泊サービスで、明日歩いたところまで車で迎えに来て明後日朝そこまで送り戻してくれるというので連泊することにした。親切なご夫婦とのおしゃべりも楽しみ、女房に大変喜ばれた宿でした。(民宿遊庵 大日寺より200m 電話0887-56-4408)

民宿遊庵ベッドルーム<後記>当初予定外の民宿遊庵に投宿。個人宅に手を加えた定員5名の小さなお宿。早速風呂に入り濡れた下着、ズボン、靴下、白衣を洗い、食事を頂く。夕刻入ってきた女性二人連れは予約時素泊まりだったので、急な食事の用意はできず外に車で食べに行った。近くに食堂はなく、ここは食事付きにすべきですね。明日も連泊することにして安心して広いツインルームのベッドに入る。
【宿泊費:5,800円、トイレ洋式、洗濯機100円、禁煙】
LinkIcon四国遍路第二回(7日目)に続く