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第八十七番補陀洛山長尾寺（ふだらくざんながおじ）

13.11.04長尾寺仁王門平成25年11月4日（月曜日）　天候　晴れ
第86番志度寺から徒歩7.0km
　朝食は6時半、7時過ぎ出立。お接待でお弁当と飲み物を頂く。これが一番嬉しい。昨日の雨も上がり清々しい朝である。毎日30kmも歩くが、風呂に入り一晩寝るとまた歩けるのは不思議なくらい。もっとも我々は一週間だからで、通し打ちではこうは行かないかも知れない。別の宿から出てきた歩き遍路の男性としばらく話しながら歩く。千葉からで同じく今日結願。県道3号線をJR高徳線沿いに歩き、広瀬橋を過ぎて次の長尾橋で鴨部川を渡る。祝日のせいか参拝の人は多い。

前山おへんろ交流センター

平成25年11月4日（月曜日）　天候　晴れ
第87番長尾寺から徒歩5.3km
　長尾寺を出て鴨部川に沿って上流へ向かうと前山ダムが見えてくる。ここ回り込むとおへんろ交流センターがある。ここでは記帳した人に歩き遍路完歩歩1,200kmの証明とともに「四国八十八ヶ所大使任命書」を発行してくれる。毎年7月1日からの通し番号で我々は第592／593番。今年は例年い比べ随分少ないようだ。以前はバッチを配っていたようだがいまはなく、代わりに四国遍路八十八箇所の90分もののCDを頂く。家に戻ってゆっくりみようと思う。
　さてここから少し長いが楽な旧遍路道、バス通り、来栖渓谷、多和神社の道がある。当初はもう山登りは控えようと旧遍路道の予定であったが、時間もまだ11時だし、千葉さんもけしかけるので結局多和神社を経て女体山越えで行くことにした。当の千葉さんは今日は大窪寺手前の宿までバス通りコースを行くとのこと。
　太郎兵衛館で来栖渓谷コースと合流し女体山へ向かうが、最初女体山（標高774m）を巻いて行くかと思ったらとんでもない。頂上へ頂上へと進み結局女体山頂上を越えることになった。頂上直下では岩場を四足歩行、最後は岩に埋め込んだ取っ手を使って登った。これじゃまったくの登山。しかし、さすがに頂上からの展望はすばらしく登った甲斐は十分にあった。頂上の東屋でお接待のお握りで昼食。
　下りはすぐに車道に出て、その後延々と階段状の山道。途中登ってくる親子連れにあったが子供は元気だ。展望台で女性二人に会った。普段着の姿で、これから頂上まで行くというのでまだ一時間は掛かりますよと伝えたが果たして登ったかどうか。

第八十八番医王山大窪寺（いおうざんおおくぼじ）

13.11.04大窪寺仁王門平成25年11月4日（月曜日）　天候　晴れ
第87番長尾寺から徒歩12.3km
　女体山を下り大窪寺の横から境内に入る。一度仁王門を出て改めて入りなおす。紅葉が始まっており、本堂の後ろには女体山から派生する岩峰が聳える。休日で寺の前にも店があり大変な賑わいである。やっと結願寺にたどり着いたという実感がジワジワと感じられる。
　お参り後、通常の朱印に加え結願証（2,000円）、女房の白衣への朱印（200円）をしてここまでの長かった遍路旅を思った。ここで同宿した先達と千葉さんと再会。先達（吉田さん）からは赤札（8回以上）をもらった。千葉さんは3km手前の宿に荷を置いてきたとのこと。明日は第10番切幡寺へ出るという。我々は9.3km先の白鳥温泉に向かい、明日は第3番の今泉寺を経て第一番の霊山寺へ戻る予定。寺前のにぎわいをあとに県道377号をちょっと気が抜けた感じでダラダラ下りていった。
　五名トンネルを抜けると一旦徳島県に入る。この県境に境目の大銀杏がある。阿波の国と讃岐の国の境目にある国境に目印である。また、すぐに香川県に戻り中尾峠を越えると白鳥温泉である。最初は公営の白鳥温泉ではなく向かいにある黒川温泉に泊まろうと思って予約の電話をしたが、その番号は現在使われていないというので白鳥温泉にした。

13.11.04白鳥温泉平成25年11月4日（月曜日）　天候　晴れ
第88番大窪寺から徒歩9.3km
＜後記＞当初向かいにある黒川温泉に泊まりたかったが電話が通じず、近寄ってみるとそれほど荒れてないがやはり最近廃業の様子。山奥で目の前に公営の温泉があるのでは経営は難しいか。白鳥温泉は、昨日は満室だったが、今日は連休最後の日ということで宿泊は我々のみ。明日はやはり朝食が7時半と遅いので朝食を外し、お握りを注文した。
（総歩程）50,631歩、30.3km、7時間38分