14. 生藤山

日本武尊が東征の折りに越えたと伝えられている三国峠から、奥多摩最南端の1000m級のの峰、連行峰を結んで歩くコース。やや短い行程ではあるがなかなか充実度は高く、三国峠路の桜並木が花開く頃に歩くと楽しい。(東京周辺の山/山と渓谷社)

散策日
平成23年1月21日(金曜日)5:49-20:00
所 感
11年初めの山歩きは生籐山にした。1月21日(金)、寒いようだが天候は安定している。クリスマスイブに高尾から陣馬へ行ったが和田峠を挟み、陣馬山のすぐ前にある。小ピークのアップダウンが繰り返されるが快適な尾根歩きで、なによりも初めて冬の冠雪した富士山を見ることができた。平日だったので行きかう人達もほとんどなく、和田峠間に僅か3名と犬一匹。冬の一日、静かな山行ができた。
いくつかコースがあるが「中年登山隊」のH谷さんが登ったコースにした。藤野駅からバスで鎌沢入り口に行き、そこから登り初め、佐野川峠、甘草水(かんぞうみず)、三国山(さんごくさん)、生籐山(しょうとうさん)、茅丸、連行峰(れんぎょうみね)、醍醐丸、和田峠、おまけで陣馬山。H谷さんはさらに小仏まで足を伸ばすが、年齢差と日帰り温泉を考えれば昨年暮れと同様、陣馬山からは栃谷(とちや)尾根を降り陣馬温泉へ。檜風呂に一人浸かり、上がったあとのビールを飲みながら本日の山歩きを振り返った。
交通費 上福岡-藤野1,140円、藤野-上鎌沢入240円、陣馬登山口-藤野170円、藤野-上福岡1,140円=合計2,690円
その他費用 日帰り温泉1,000円、飲食他1,000円
一日の総歩数38,445歩


(注意)コースタイムは、一人でマイペースで歩いていることと途中途中写真を撮りながら歩いているので参考にしないように願います。

11.01.21 7:38 鎌沢入口
朝5:49発の電車で藤野へ。バスで鎌沢入口へ、下車は私一人、すぐ横に三国山・生籐山への案内が見える。

11.01.21 8:29 生籐山登山口
40分くらい結構急な車道を登ると、鎌沢休憩所(トイレ休憩)そのすぐ上に登山口が見える。

11.01.21 8:30 生籐山登山口
ミツマタの花の蕾が膨らんでいた。ここから山道になる。

11.01.21 8:40 三国峠途中
天気もいいし気兼ねなくゆっくりと登る。これなら冠雪富士山が見えるかもしれない。

11.01.21 9:25 甘草水
日本武尊が東征のおり兵の渇きを潤すため水を出したという甘草水(かんぞうみず)、100m奥にあるが寄り道。

11.01.21 9:33 甘草水の冠雪富士
こんなに晴れた冠雪富士山を久し振りに見た。三国山からの眺めが楽しみ。

11.01.21 9:53 三国山頂上
標高960mの三国山。標準コースタイム1:40のところ2:15も使ってしまった。休憩しすぎかナ。

11.01.21 9:57 三国山より
甘草水での富士よりさらに間近に感じられる冠雪富士。しばし見とれていた。一人で見るのはもったいないかも。

11.01.21 9:58 三国山より
富士の右側、遠く雪を頂くのは南アルプスなのだろうか。

11.01.21 10:08 生籐山頂上
三国山から10分余り。標高990.6mの生籐山。

11.01.21 10:09 生籐山より
西側、冠雪の富士は美しいですね。

11.01.21 10:12 生籐山山頂
山頂にある防火用ドラム缶の中の水は凍ったままでした。

11.01.21 10:32 茅丸
今日のコースの最高峰、標高1.019mの茅丸。

11.01.21 10:33 茅丸山頂
馬酔木の花がもうすぐ咲きそうですね。

11.01.21 10:37 茅丸山頂
裸木と青空、今日の山歩きを一人満喫です。

11.01.21 10:54 連行山
標高1,003mの連行山(れんぎょうさん)。アップダウンが繰り返す。

11.01.21 12:08 醍醐丸
時間もそろそろとここで昼食となったが来た斜面で寒い、湯もなかなか湧かない。

11.01.21 12:16 醍醐丸
真北に見えるのは大岳山だろうか。ことし暖かくなったら登りたいな、と思う。

11.01.21 13:17 和田峠茶屋
いつもは込み合う峠茶屋も閑散としている、というか誰もいない。

11.01.21 13:23 陣馬山直登道
大休止のあと、さあ陣馬山への直登道へ、こんな100段くらいの階段が3回も出てくる。

11.01.21 13:53 陣馬山
一月ぶりの陣馬山、頂上には7~8人くらいの人だろう。

11.01.21 13:58 陣馬山
この時間だと富士山も霞がかかりかすかに山裾が見えるくらい。

11.01.21 14:56 栃谷尾根
前回に続き栃谷尾根尾を下る、目指すは日帰り温泉。

11.01.21 15:29 陣谷温泉
この檜風呂で今日の汗を流して帰ろう。

<後記>今年最初の山歩きは生籐山へ行って来た。バス下車も一人、和田峠までに出会ったのは二組。シーズンオフの平日で静かな山行ができた。なにより冠雪の富士山が十分に見えて行った甲斐があったというもの。日帰温泉のサービスはいろいろあったが、元々旅館の日帰り温泉サービスの程度は低い。思いの他時間が掛かったが、写真を撮りながらの一人歩きゆえ仕方なかろう。今年の山行はこれが最初だが、もう次にどこに行こうか思案中である