30. 日光白根山
信仰登山の歴史を残す丸沼高原コースは、登山道の荒廃により立入が禁止されていたが、平成10年、ゴンドラが新設され、登山道も整備されて安全に歩けるようになった。標高2,000mのゴンドラ山頂駅が起点となる。日光白根山登山道の中で最も短時間で登れるため、初心者や中高年登山者に向いているが、急峻な岩場やきつい登りがあるので体力と脚力を必要とする。このコースは豊富な高山植物や雄大な展望に恵まれ、山頂から別ルートを下り出発点に戻れるので、変化に富んだ登山が楽しめる。「歩行3時間55分一般向け」(「東京周辺の山ベスト350」山と渓谷社)
散策日
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平成27年10月14-15日(水-木曜日)
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所 感
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前週より天気の良さそうな二日間を14,15日とみて、6時34分の電車で日光に向かう。快速を使えば電車賃は1,900円以下。東武日光駅に降り立つと、天気が良いせいか、バスを待つ人も多く、外国人の姿もチラホラ見受けられる。バス会社の話によると奥日光方面は渋滞とのこと。2日間有効の3,000円のパスを購入し、毎回寄る日光植物園で途中下車。私一人の下車で、ここで待っていた5,6人は満員のため次のバスに乗ってくれと乗車はできなかった。植物園は今の時期それ程花はないが1時間強の時間で一回りする。真っ赤に実をつけるウメモドキ、ニシキギ、マムシグサ、なかなか見られないアメリカマンサク、マルバノキを見て回る。11時15分のバスを待つが、15分遅れ。街中も混んでいる様子である。
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明智平は渋滞。いつもは竜頭の滝で下車し歩き始めるが、人込みを避け赤沼まで進み、ここから湯本まで戦場ヶ原を歩く。風は肌寒いが空気は澄んで秋晴れの中気持ちよく木道を歩く。ただ困ることは毎回中学生の団体にぶつかることで、必要以上にすれ違いの挨拶がある。静かにゆっくりと歩きたかったが後ろを歩く団体は大声で話すので、先を急いだ。
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赤沼から約1時間半で湯滝に到着。毎回ここでは玉こんにゃくとビール、酒で小休止。華厳、竜頭の滝もいいが、湯滝の眺めの晩秋の頃はいい。ここから湯の湖に上がり湯元に向かう道はさすがに人も少ない。湯元から丸山高原に向かう無料シャトルバスは16時半発だが、初めて乗るバスだし発着場もはっきりしないので、少々不安になっていた頃、やっと到着。11月3日まで走るバスで金精峠を越えて丸沼高原に行く、乗客は私一人。宿は登山パック(1泊2食付き、ロープウェイ往復券、下山後の日帰り温泉)で11,300円。最初は白根荘(登山パック10,300円)を頼んだが改修中ということでここにした。座禅温泉の湯は適度な熱さで心地よかった。露天風呂からみた夕暮れの山々は明日の晴れを約束している。当然客は少ないと思っていたが、食事時間には30数名がいた。それも全員リタイヤ組。とても登山客には見えず、温泉客とばかり思っていたら、なんと翌朝皆さん登山姿で驚くことになる。食材の中にビニールのカスが入っていたのでオーナを呼んでもらった一言注意。9時半には就寝した。
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昨晩は早く就寝したので4時には目が覚めてしまった。チェックアウトの際料金を確認すると、昨晩の食事の件で、宿泊費は白根荘の10,300円、その上飲んだ酒代1,200円がサービスになっていた。リタイア組は皆登山姿で8時発のロープウェイに並び、ちょっと感動、まだまだである。ロープウェイは紅葉の名残の中を約15分で2,000mまで上がる。同乗した同年輩の方が、昨日は男体山に上り車中泊し、今日は白根ですというので、私は昨日は戦場ヶ原とは言えなくなった。皆さん頑張っておられます。山頂駅に着くと正面に三つ頭の日光白根山が堂々と見える。標高差578mとはいえ、実際に目の前にすると、あそこまで登るのかと、ちょっと萎えそうになる。それでも気持ちを新たに、鹿除けのゲートを通過し、二荒山神社を通り過ぎ山頂を目指す。
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健脚者はどんどん前へ行くが、多くはマイペースで登って行く。登り始めて約1時間、森林限界を越える。この辺りの木はツガとダケカンバ。急に眺望が開け、道はガレ場が頂上まで続き歩きにくい。登り始めて二時間半、あそこが日光白根山の頂上だ。
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最後の岩場を登り、ほぼコースタイム2時間半で頂上に到着。男体山と中禅寺湖、360度の眺望を見る。頂上は狭いのでそれぞれすぐ下の岩場で昼食を摂る。ゆっくりし過ぎて下山開始は12時10分になった。弥陀ケ池コースで帰るか往復コースかを考えたが、弥陀ケ池コースへの降り口が急坂岩場になっているので高所恐怖症の私としては躊躇し、その上下山して温泉でゆっくりもしたいし元来た道を戻ることにした。
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下山はひたすら降りる。標高差500mとはいえ、下りの方が足にダメージがある。こんなに上ったっけ、と思いながら順次高度を下げる。約2時間後出発点の二荒山神社の到着し、無事を報告しお参りした。下山後はいつもの日帰り温泉とビール。4時発のシャトルバスで湯元に戻り、東武日光駅からは鈍行で家路についた。
<後記>私には標高差500m、往復5時間くらいが適当か。1,000mもあると今回の倍近く上り下りしなくてはならない。もう無理はせず楽しみながら、とはいっても、それなりに苦しいが、歩いてみようと思う。