22. 富士山

富士宮口コースは表口登山道とも呼ばれる。登山道が富士山南面につけられてるため、足元に太平洋岸の景色が展開し、夜間登山では眼下の街の夜景が楽しめる。ただし、夏山シーズン中は日の出の方位の関係で八合目以上でないとご来光は眺められない。(「東京周辺の山」山と渓谷社)

散策日
平成24年8月9,10日(木、金曜日)
所 感
ここも一度は登ってみなければ、と思っていた山である。弟とフリーで登ることにした。幸い頂上の剣が峰で雲が少し出ていたが、御来光を仰ぐことができた。
山自体は繰り返し登りたい山ではないが、それでも一生に一度は、と思う。登って一番感じたのは、遠くから富士を望む時、ああ、あの頂に上ったんだな、と思えること、ですね
総歩数は意外と少なく、9日11,236(11,505)歩、10日18,590(21,187)歩、合計29,826(32,692)歩。


 富士山頂へのコースはいくつかあるが、上り口が一番高い(標高2,400m)ことから富士宮口からを選んだ。また、登り方にも、①昼頃から登り8,9合目で仮眠し未明登頂、②夜登山をして早朝登頂、③早朝から登山しその日の内に下山、と三通りある。ご来光を見ようとすれば、①、②で、比較的楽に登ろうとすれば①の一泊二日コース。今回は「御来光+楽(下山後の温泉付き)」のバスツアーの一泊二日コースを申し込んだ。
 8月9日11:30、富士五合目レストセンター着。12:30登山開始。辺りはガスで視界不良。ここで温度14℃、頂上は4℃くらい。歩き始めたら山頂まで下りはない。火山礫の斜面では踏ん張る側の足がズルズルち滑りやすい。また、このコースは登り下りとも同じ道で下山者とすれ違いながら登る。

12.08.09 7:11新宿
集合場所新宿でツアーバスを待つ

12.08.09 12.21 レストセンター前
富士宮口五合目の標識(2,400m)

12.08.09 12.21 レストセンター前
あたりはガスって視界は不良

12.08.09 12:29登山案内板
登り始めに登山道を確認

新五合目から六合目まではカなだらか道で約20分。森林限界点で樹木もなくなり以降頂上まで日陰さえない。火山礫の中にオンタデがあちこちに咲く。新七合目(2,780m)、紛らわしいが続いて元祖七合目(3,010m)で3千メートルを超える。八合目は近い。

12.08.09 12:45六合目近辺で
オンタデの花

12.08.09 12:48六合目
まずは六合目の雲海荘(2,490m)、登山はここから

12.08.09 13:42新七合目
新七合目の御来光山荘(2,780m)

12.08.09 14:19 頂上へと続く火山礫の道
砂礫のジグザグ道を登る

12.08.09 14:40元祖七合目
三千メートルを超える元祖七合目(3,010m)

12.08.09 15:17八合目を見上げる
雲を突き抜けたか青空の中、八合目を望む

12.08.09 15:18前を行く登山者
平日でそれほど混んでいない

12.08.09 15:25八合目直下
もうすぐ八合目

今回の宿泊は九合目の万年雪山荘。明日朝を考えれば上のほうがいい。

12.08.0915:37八合目3,250mの八合目に到着

12.08.09 15:40八合目天気良好、天空のベンチ

12.08.09 15:42八合目から白い万年雪が残る

12.08.09 15:47八合目八合目に泊まる人もいるが我々はさらに上へ

もうひと踏ん張り。火山性のゴロゴロした岩場を登る。16:30過ぎ、今夜の宿泊場所万年雪山荘に到着。トイレは宿泊者は無料だが、途中で利用する場合は有料200円、缶ビール800円、ペットボトル500円、カレーライス1,000円、卵うどん800円と、とにかく高いので覚悟。吃驚したのはベッドで、畳4枚くらいのところに枕が8つ隙間なく並ぶ。一人畳半分の寝場所。布団は横にして共用、寝られるか不安。とにかく九合目まできたので弟と800円のビールで乾杯。でも足りないから、寝薬代わりにそれぞれ持ってきたペットボトル入りの酒(都合1,000ml)とつまみで(不謹慎かな)乾杯。

食事時同じテーブルについた家族。昨年は八合目でリタイヤしたが、今年リベンジで来たという小学生3人連れの夫婦。子供のほうが今年是非もう一度と言ったとのことで、明日はここ九合目でご来光をみて山頂に登頂とのこと。いいですね、頑張って下さい。

12.08.09 16:24九合目へ
青空と雲海と

12.08.09 16:25九合目へ
湧き上がる雲

12.08.09 16:38九合目
九合目(3,460m)に到着

12.08.09 16:57九合目
雲ははるか下に

寝苦しい場所でもとにかく(おそらくいびきで迷惑をかけたかも知れないが図々しく)仮眠。朝は1時起床し登頂の準備を始める。ツアーのガイド付き組みが2時半に出発というので、急ぐほどでもないので、それに同行して上がることにしたがこれが失敗。九合目からはヘッドランプで照らす暗い山道は渋滞。追い越せる程の道幅はなく、数歩行っては止まりを繰り返し、1時間も掛からないところを2時間掛かって登った。(この渋滞には要注意)山頂に着いたのは4:30、ご来光まであと20分、まだ剣が峰まで登らなければならない。

12.0.10 1:40山荘
ぼちぼち登頂の準備

12.08.10 3:17九合目から下は
下から来る登山者のヘッドランプの揺れる

12.08.10 4:50 御来光の始まり
日の出4:50、御来光が始まる

12.08.10 4:55ご来光
少し雲があるが初めてにしては上出来

日の出は4時50分。少し雲は出ていたが、最高点3,776mの剣が峰でまずまずのご来光。しかし風は冷たく気温は数度、水溜りの水は凍っていた。5時から開く山頂郵便局をみて記念撮影をし、5:30下山開始。ダラダラと下り一方の下山道を、朝から来た人達とすれ違いながら、9:30には五合目レストセンター到着。

12.08.10 5:15富士火口
万年雪を残す富士山の火口

12.08.10 5:17剣が峰
ご来光をみた最高点(3,776m)の剣が峰

12.08.10 6:30下山途中
雲海を見ながらひたすら下山

12.08.10 14:00天母の湯
下山して一風呂と休憩のひと時

<後記>天候はまずまず、混雑も平日でまだしも。とにかく一度は登りたかった富士山に登ることができ、その上ご来光も見ることができ満足。一本の樹もなく火山礫の山道をただ登るだけで、山としてはあまり面白くないが、まずは一度登ってからのこと。いつも遠くから見かける富士の姿に、「ああ、あそこの頂上に上った」と思うことがなりよりである。九合目で煙草のライターが付かず聞くと「電子式は酸素が薄く付かない」とのこと、また山頂でカメラの電池が寒さのためか作動しにくい、要注意事項。