29. 白馬・栂池

元々は白馬五竜高山植物園だけが目的だったが、調べてみると、八方尾根自然研究路、栂池自然園が並んでおり、バスツアー白馬アルプス花三昧のコースになっている。自由気ままに行きたいので個人旅行にして歩きに出掛けた。

散策日
平成27年7月29-31日(水-金曜日)
所 感
白馬五竜自然植物園、八方尾根自然研究路、栂池自然園はアルプス花三昧としてコースになっている。高山植物を見ることができて、適度に歩くことができるので、これ幸いと、2泊3日の旅行を計画した。うまくすれば白馬の山の姿も拝めるかと思ったが...


15.07.29大糸線神城駅白馬五竜の入り口神城駅

15.07.29ロープウェイエスカルプラザと自然園を結ぶ

15.07.29リフト乗り継ぎで一気に高度1600mの世界に

15.07.29ヒマラヤの青いケシ神秘的な青いケシ

7月29日(水)、晴れ。大宮7:27発の「かがやき503号」で長野に、ここからバスで白馬五竜へ向かう。白馬五竜からはシャトルバスでエスカルプラザに行き、ロープウェイ(テレキャビン)でアルプス平駅に上り少し散策後、アルプス展望リフトを乗り継ぎアルプス平自然遊歩道に到着する。

15.07.29地蔵の頭ここからトレッキングコースに

15.07.29小遠見山頂上360度のガスが。。。

15.07.29コマクサ高山植物の代表選手

15.07.29ペンションくるみ今晩のお宿

地蔵の頭(標高1,676m)から小遠見山山頂(2,007m)を目指す。この先大遠見山から五竜岳は本格的な山岳コース。眺望360度の地蔵ケルン、さらに約200段の丸太の階段を登り終えると視界が開けえ見返りの平、一ノ背髪、ニノ背髪を過ぎれば五竜岳を始め雄大なアルプスの大景観が味わえるはずであったが、360度ガスの中。トレッキングを楽しんだことで満足。エスカルプラザに降りて今晩の宿ペンションクルミに行く。今晩の宿泊はそれぞれシングルで男2名、女1名。食事はバラバラの席にセットされていたがせっかくだからと一つの机に集合に会話を楽しみながら旅行の話が弾む。夜は星を見る会があり2,000円も払ったのに、星は見えず、説明もどこかの小学校生徒が中心で、これでは詐欺だと思わせる。

15.07.30八方ロープウェイ八方駅からロープウェイ、リフトを乗継

15.07.30八方山荘ここからトレッキング

15.07.30八方尾根谷からひっきりなしに雲が涌く

15.07.30ヤムスケルン八方山を越えて息(ヤムス)ケルン

30日は八方尾根のトレッキングが主で、八方駅からゴンドラとリフトを乗り継ぎ、第一ケルン(標高1,880m)のある八方池山荘へ。ここからトレッキングを始め、標高2,080mの八方池まで歩く。谷からは盛んに雲が湧き、眺望は今日も望むべくもなく。

15.07.30八方ケルン
標高2,035mの八方ケルン

15.07.30八方池ケルン
八方池を望む八方池ケルン

15.07.30八方池
何の変哲もない池だが

15.07.30八方池
山を背景にすると突然神秘に

今日は八方池までのトレッキング。八方池は単独ではただの池だが、白馬連峰を背景にすると突然神秘の池になる。残念ながらここでも湧き上がる雲のため山々は隠れたままである。

15.07.31ゴンドラで自然園へ
今日もゴンドラで自然園駅へ

15.07.31栂池自然園
視界が悪いが自然園の散策へ

15.07.31展望湿原
晴れれば彼方に白馬連峰が

15.07.31チングルマ
高山植物はあちこちに

15.07.31エンレイソウ

15.07.31イワカガミ

15.07.31キヌガサソウ

15.07.31ハクサンオミナエシ

3日目もロープウェイで始まる。栂池高原駅からゴンドラ「イブ」、ツガイケロープウェイと乗り継いで、自然園駅に到着。今日は軽く園内の巡回と思っていたが展望湿原(標高2,010m)まで約200mを登る。今回3カ所の高山植物園では一番高山植物を見ることができた。3カ所巡りで高山植物とトレッキングで、白馬連山を見ることはできなかったが、それなりに満足が得られる旅行であった。最後に帰りは栂池から高速バスに乗ったが、白馬五竜に着く頃は満員で通過。コースはこれが正解のようだ。

<後記>八方池からの白馬連峰は、前日夜行で来たり、朝一番のロープウェイで登ったりで、八方池の景色に期待しているようであった。雲が湧く午後からは適当な時間帯ではなかったようである。またの機会に期待したい。